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フォーカスシステムズ:前13年3月期は、公共関連が苦戦したものの、民間、セキュリティが2ケタ増収と堅調であった
■営業利益は前年の△47百万円から4億39百万円と大幅増益
6月10日に、フォーカスシステムズ<4662>(JQS)の前13年3月期決算説明会が実施された。
前期の業績は、売上高123億53百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益4億39百万円(前年同期△47百万円)、経常利益4億16百万円(同△58百万円)、純利益2億41百万円(前年同期比59.1%増)と増収大幅増益を達成した。
売上高に関しては、公共関連が苦戦したものの、民間、セキュリティが2ケタ増収と堅調であった。
公共関連は、案件の取りやめ、予算縮小等厳しい状況であったことから、43億11百万円(同8.6%減)と計画の数字には届かなかった。
ところが、民間関連は、インフラ系のミドルウェア、ネットワークの受注が好調であったことから、74億61百万円(同11.4%増)と計画を5億21百万円上回った。
セキュリティ機器関連もサイバー攻撃対策を追い風に5億80百万円(同16.9%増)と順調に伸びた。
利益面に関しては、増収効果に加え原価率が低減したことから売上総利益15億57百万円(同6.9%増)となった。更に、販管費は前年の役員退職慰労引当金額繰入額3億53百万円が消えたことから、11億18百万円と3億84百万円減少し、営業利益は大幅増益となった。
前期の業績は、営業利益が前年の△47百万円から4億39百万円と大幅増益となり黒字転換しているように、好業績であったといえる。
■今期は、従来の関東圏、近畿圏に加え、名古屋を中心とした東海地方への展開を進める
今期については、売上高125億円(前期比1.2%増)と増収を見込むものの、今後予見されるビジネスチャンスをより確実なものとするために、先行投資を行うため、営業利益3億円(同31.7%減)、経常利益2億50百万円(同39.9%減)、純利益1億円(同58.5%減)と減益を見込んでいる。
同社では、3つの先行投資を計画している。まず、これからも需要が潤沢にあるインフラビジネスの受注をより確実にするために、「要員の育成」に投資する。また、運用業務については、「シェアの拡大」、業務アプリケーションでは「専門技術への取組」を掲げ、事業基盤の強化を図る。更に、ビジネス拠点についても、従来の関東圏、近畿圏に加え、名古屋を中心とした東海地方への展開を進める計画である。これらのことを実現するため積極的に投資を行う。
■フォレンジック技術を核としたトータルなセキュリティ・ソリューションを提供することで、標的型攻撃に対応
今期業績予想の説明の後、リスクコンサルティング部 部長 久留須 政光氏より、現在最も注目を浴びているフォレンジックビジネスについて、詳しい説明が行われた。
先日開催された米中の首脳会議の議題の一つに「サイバー攻撃」が取り上げられたように、現在、陸、海、空、宇宙の戦争に続き、第5の戦争といわれるサイバー空間での戦争が始まっている。これに対応するのが、同社が取り扱うフォレンジック機器、ソフトである。同社の製品は、米国の最先端の機器であることから、官公庁をはじめ、国内の主要機関でも採用されている。
しかし、標的型攻撃は、未知のマルウェアを使って攻撃することから、フォレンジック機器の導入だけでは十分とは言えない。そのため、同社では、未知の脅威を防ぐ手段としての「ふるまい検知」技術にも注目し、国内外のパートナーとの連携により、フォレンジック技術を核としたトータルなセキュリティ・ソリューションを提供することで、標的型攻撃に対応している。
国家、民間を問わず標的型攻撃のターゲットとなっていることから、ますます同社のフォレンジック関連事業が重要視されている。
また、5月に「マイナンバー」制度の関連法が国会で成立し、2016年(平成28年)1月から 番号の利用が開始される運びとなったことから、この制度関連の売上も下期以降から見込まれる。
今期は将来を見据え、先行投資を行うことで、減益が見込まれるが、人材育成と共に、営業エリアの拡大に努めることから、今期中に、一層の事業基盤の強化が実現されるものと期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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