米株式:下落、下げ幅縮小してS&P500はインバースH&S形成

2013年6月11日 23:56

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記事提供元:フィスコ


*23:56JST 米株式:下落、下げ幅縮小してS&P500はインバースH&S形成

米株式市場

下落。売りの動きが先行してS&P 500は、サポートのある1620付近にまで下落したが、その後は下げ幅を縮小している。S&P500現物は6日につけた1598.23をヘッドとし、3日につけた1622.72と11日の安値1622.92でインバース・ヘッド&ショルダーを形成している。これが成功すれば、1653付近までの回復が望まれる。一方で、5月22日に史上最高値を更新してからは短期的ダウントレンドは続いている。資産購入縮小への思惑が続く中で、19日のバーナンキFRB議長によるプレスカンファレンスまでには1週間以上あるなかで、資産購入縮小への思惑(また海外市場との連動)などを株式市場などの資産価格の上下の要因に挙げる向きもあるが、19日が大きなイベントとして見られており、この前に大きな取引が控えられることになれば、トレーディング・レンジは狭まるとも考えられる。

前述の資産購入縮小に関しては、先週末の雇用統計発表にゴールドマン・サックスのハツィアス氏がCNBCにて資産購入縮小のタイミングに関し「9月はあり得るが、12月の可能性の方が高い」と発言している。ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏も「今年中に連銀が債券購入縮小する可能性が高いことに変わりない」と大きくスタンスを変えていない。11日の連銀による債券購入は12.5-17.5億ドルで予定されており、比較的小規模となっている。

なお、19日までにバーナンキ議長による発言などは予定されていない。

個別銘柄では、ヨガ用品のルル・レモン(LULU)のデイCEOは10日引け後、後任が決まり次第辞任することを発表している。半導体製造のテキサス・インスツルメンツ(TXN)の第2四半期業績見通しは売上で市場予想の30.6億ドルに対して29.9-31.1億ドル、一株当たり利益で0.42ドルに対して0.39-0.43ドルとなっている。

海外では、ドイツでは11-12日に欧州中央銀行による債券購入に関する公衆会が開催されている。メルケル独首相は朝方に、自身が率いるドイツキリスト教民主同盟(CDU)は選挙後に増税を敢行しないと発言、同国9月に行われる連邦議会選挙を前に政治家からの政治的は発言が増えている。

S&P 500は10.16安の1632.65前後で推移、ナスダック総合指数20.42ポイント安の3453.35ポイント前後で推移、ダウ平均株価は75.03ドル安の15163.56ドル。(日本時間22時45分時点)。《KG》

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