米株式:まちまち、S&P500は先週末午後引け前3分間の高値を回復できずに推移

2013年6月3日 23:42

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記事提供元:フィスコ


*23:43JST 米株式:まちまち、S&P500は先週末午後引け前3分間の高値を回復できずに推移

米株式市場

まちまち。

先週末31日、引け前の3分間で8程下落したS&P500は本日先物がギャップアップしていたものの上げ幅を縮小。現物は寄り付き後から大きな買いの動きを見せずに買い控えが続いている。S&Pは先週記したダイアモンドパターンを31日に下抜けており、寄り付き後の上昇時は先の31日の引け前3分前の高値を突破できていない。1636が割れた中で1620や、50日移動平均線があり解りやすい1600付近などがサポートとしてある。1600を試せば5月3日以降の上昇を吐き出すことになる。一方で下落時はスモールキャップ主導となることが多いものの、ラッセル2000への大きな売りの圧力は限られており、31日から現在までで見られない。

なお、連銀による先週末の債券購入は50.2億ドル、4月15日の56.03億ドルに続き、大規模な資産購入の日でもベアの勢いが勝るケースが記録されることになった。本日は12.5-17.5億ドル規模が予定されており、小規模となっている。

今週は週末7日に5月雇用統計発表が予定されており、6月18-19日の連邦公開市場委員会(とその後のバーナンキ議長によるプレスカンファレンス)前の雇用統計であるために多くの憶測がヴォラティリティを高めることになる。今月1日午後に、連邦公開市場委員会の結果発表の声明文で連銀が資産購入に関して必要に応じて規模を増減する、との見解を示した後の雇用関係のデータである為にアルゴトレードがどのように反応するか注目されるが、値動きを荒くしている。雇用統計発表前には、ISM製造業と非製造業、ADP雇用統計が控えており、アルゴの受け取り方が見られることになる。4月の民間のデータでは、ADP雇用統計、ISM製造業と非製造業どれも雇用の悪化が示唆されていた。10時に発表されたISM製造業での雇用は50.1となり、4月の50.2を下回っている。

資産購入縮小のタイミングに関しては、連邦公開市場委員会での投票権を持つメンバーではないサンフランシスコ連銀のウィリアムス総裁が朝方に「縮小は夏から、年末までに終了」との見解を示しており、最近のスタンスを変えていない。なお、バーナンキ議長が週末にプリンストン大学の卒業式でスピーチを行ったが、18日のバード大学の際と同様に経済や金融政策には触れていない。

個別銘柄では、アップル(AAPL)がラジオサービスを6月10日に発表する可能性を見込めとニューヨーク・タイムズ紙が報じている。

海外では、IMFが2013年のドイツのGDPを0.6%から0.3%に引き下げ、ダウンサイドリスクを指摘している。

ダウ平均株価は55.41ドル高の15170.98ドル、S&P 500は0.01安の1630.73前後で推移、ナスダック総合指数7.25ポイント安の3448.66ポイント前後で推移。(日本時間22時35分時点)。

《KG》

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