ホンダ、HondaJet試験用5号機の初飛行に成功

2013年5月22日 18:30

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HondaJet試験用5号機の初飛行の様子(写真:ホンダ)

HondaJet試験用5号機の初飛行の様子(写真:ホンダ)[写真拡大]

 ホンダの航空機事業子会社である「ホンダ エアクラフト カンパニー(以下HACI)」は20日、スイスのジュネーブで開催されているビジネス航空ショーの「2013ヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビション(EBACE2013)」において、小型ビジネスジェット機HondaJetの試験用5号機が初飛行に成功したことを発表した。

 試験用5号機は、米国東部時間2013年5月16日午後3時(日本時間5月17日午前4時)に、HACI本社がある米ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアッド国際空港を離陸し、高度1万2,000フィート(約3,660m)を速度300ノット(時速約556km)で順調に飛行した。今回の60分におよぶ飛行試験では、低速時および高速時の操縦性チェックのほか、アビオニクスおよび各種システムのチェックが行われた。

 HondaJetの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACIの藤野道格社長は、「この5号機は、お客様に納入するHondaJetの最終仕様インテリアおよびオプションを備えており、主に機能および信頼性の最終試験(Function & Reliability試験)に用いられる。本日の試験の成功は、飛行試験が最終段階に入ったことを意味し、我々にとって重要なマイルストーンとなる」と述べている。

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