【編集長の視点】クボタは急反落、利益確定売り先行も農業関連株全般は「農家所得倍増」買いが続く

2013年5月20日 09:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  クボタ <6326> は、60円安の1700円と4営業日ぶりに急反落して始まっている。前週末17日に安倍晋三首相が、講演で「アベノミクス」の第2弾の成長戦略で農産物の生産・拡大や、農家所得を10年間で倍増させる農業の成長戦略を具体的に表明し、前週末の米国市場で同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して31円高(円換算値)で引けて返ってきたが、17日ザラ場に上場来高値1771円まで買い進まれていただけに利益確定売りが先行している。

  ただ同社株以外の農業関連株買いでは、同業の農機株の井関農機 <6310> が、19円高の454円と3営業日続伸、農薬株のクミアイ化学工業 <4996> が、31円高の789円と4営業日続伸してそれぞれ連日の年初来高値更新となり、肥料株のコープケミカル <4003> が、13円高の174円と続急伸して5月17日ザラ場につけた年初来高値176円に肉薄するなど軒並み高となっている。

  クボタは、今年2月に前3月期業績の上方修正と増配を発表、さらに自己株式消却も追撃材料となって1498円高値まで約400円高、調整安値から今3月期業績の大幅続伸予想で窓を開けて年初来高値までさらに350円高した。今期予想純利益が、1000億円(前期比35%増)と市場コンセンサスを100億円超上回り、さらに今期想定の為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=125円としており、現在の円安推移からさらに業績上ぶれ余地があることが買い評価された。PER・PBR評価の投資採算は、市場平均を上回り割高だが、下値では参議院選挙を控えた農業関連票獲得の「アベノミクス」の一丁目一番地政策期待の関連株買いが再燃しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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