関連記事
【編集長の視点】日産自動車は増益転換業績・連続増配に一段の円安が加わり連日の高値
<銘柄ウオッチ>
日産自動車 <7201> は、76円高の1139円と5営業日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。前週末10日大引け後の3月期決算を発表、前期の営業利益と経常利益は、昨年11月の下方修正を下回って減益となり、今期は増益転換を予想、今期業績が、市場コンセンサスも下回り、前週末の米国市場で同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値と変わらずで引けたが、前期・今期と連続増配を予想、為替相場も一時、今期想定レートより円安の1ドル=102円台まで一段の円安に進んでいることから、業績上ぶれ余地もあるとして割安株買いが増勢となっている。
前3月期業績は、下方修正値より営業利益が514億円、経常利益が156億円各下ぶれ、純利益が224億円上ぶれ前々期2%増収、4%営業減益、1%経常減益、0.3%純益増益と増減マチマチで着地した。グローバル販売台数は、1.4%増の491万4000台と過去最高を記録、為替レートも1ドル=82.5円(前々期実績79.1円)、1ユーロ=106.8円(同109円)となり、為替変動メリットが302億円発生したが、国内販売台数が、1.3%減の64万7000台となり、台数・車種構成で572億円、研究開発費の370億円増加などが利益圧迫要因となり、増減マチマチとなった。
今期業績は、グローバル販売台数を530万台(前期比7%増)、為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=122円と円安を想定して増益転換を予想したが、営業利益は、6100億円(前期比16%増)と市場コンセンサスを約1700億円下回り、経常利益も、6450億円(同21%増)と同じく約1400億円未達となる。配当は、前期に25円(前々期実績20円)に増配し、今期はさらに30円に引き上げる。
株価は、昨年11月の前期業績下方修正で悪材料出尽くしとして底上げ、今年2月の前期第3四半期の連続減益業績に中国景気の鈍化も重なって再度、845円安値まで下ぶれたが、1株純資産割れは下げ過ぎとして円高修正も加わり1000円大台出没場面まで出直ってきた。PER11倍台の割安修正で一段の上値トライが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【狙い場・買い場】メディアフラッグはモミ合い放れの公算、流通支援好調(2009/05/09)
・【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】文部科学省:JAXA、国土交通省:オープンスカイ(2009/05/09)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
