1ドル100円突破で第2弾ロケット点火か/ランチタイムコメント

2013年5月10日 12:15

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記事提供元:フィスコ

[ランチタイムコメント]

11:49JST 1ドル100円突破で第2弾ロケット点火か

 日経平均は大幅に反発。390.47円高の14581.95円(出来高概算24億4000万株)で前場の取引を終えた。為替市場で円相場は大幅下落し、4年1ヶ月ぶりに1ドル100円を突破。シカゴ日経225先物清算値は14545円と大証比315円高の水準となり、この流れからギャップ・アップで一気に14500円を回復して始まった。主要銘柄の多くが買い気配から始まるなか、5月SQ値は14601.95円に。これが上値抵抗と意識されるかにみられたが、輸出関連を中心とした強い値動きが続くなか、日経平均は一時14630.47円まで上げ幅を拡大した。

 セクターでは精密機器、輸送用機器、不動産、非鉄金属、保険、情報通信、鉄鋼、金属製品、機械などの強さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割近くを占めている。円安のほか決算を手掛かりにした物色もみられ、ニコン<7731>が2ケタの上昇率となる半面、DENA<2432>は足元の減速が嫌気されて2ケタの下落率に。

 日経平均は、円相場の1ドル100円突破をキッカケに第2弾のロケットが点火した格好となった。多くの銘柄が買い気配となるなかでの5月SQ値が幻とならなかったことは、相場の地合いの良さが窺える。また、ニコン<7731>の大幅な上昇をとっても、強気の14年3月期計画に対して慎重論もあったが、上振れ余地があるとの見方になるなど、相場の変化もみられる。

 もっとも決算発表の集中日となるため、インデックスに絡んだ売買以外は入りづらそうである。決算を控えている銘柄については様子見姿勢が強まる可能性もある。ただ、円安メリットが見込める銘柄については、この押し目待ちに押し目なし、の環境下では、先回り的な動きが意識されそうだ。日経平均は2008年6月高値と突破し、いったんはダブルトップなどが意識されそうだが、出遅れている銘柄には修正の動きが強まろう。

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