メガバンク、トヨタなど/本日の注目個別銘柄(5月9日)

2013年5月9日 17:04

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記事提供元:フィスコ

[本日の注目個別銘柄]

メガバンク

上値重い。メリルリンチ(ML)ではメガバンク3行を一斉に格下げ、目標株価は引き上げているものの、揃って「買い」から「中立」にスタンスを変更している。新たなカタリストが無い限り、不動産や製造業など政策恩恵の大きい他セクターに対しては力不足と考えているもよう。金融緩和に伴う利鞘への負の影響も、海外企業との比較では大きいとしている。なお、三菱UFJ<8306>に関しては、バークレイズが「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げしている。

<7203> トヨタ 5760 -80

買い先行。前日の引け後に決算を発表、ポジティブな反応が先行する格好に。前期営業利益実績は1兆3209億円で事前予想を上回る着地に。今期見通しは1兆8000億円、市場予想は2兆円超のレベルであったが、会社側の為替前提が1ドル=90円であるため、ほぼ市場想定の水準に達する格好へ。野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を5800円から7500円に引き上げ、1ドル=97円前提でも、今期営業利益は2.21兆円と過去最高益に急接近すると予想しているもよう。ただ、インパクトは限定的であったため、全体相場の伸び悩みにおされる形となった。

<5108> ブリヂストン 3475 -245

売り先行。前日に第1四半期の決算を発表しているが、ネガティブに受け止められる形となっている。営業利益は745億円で前年同期比18%増益、コンセンサスは970億円程度であったとみられ大幅に下回る格好へ。業績予想は保守的とのイメージが強い銘柄でもあるため、実績値の想定比大幅下振れにはインパクトが強まる。

<6502> 東芝 487 -25

続落。業績観測報道が嫌気されて前日はきつい下げとなったが、正式な決算発表を受けて本日も続落の展開となっている。JPモルガン(JPM)、三菱UFJなどでは投資判断を格下げ、保守的な見通しで今期計画は上振れる可能性があるとしながらも、株価上昇や社会インフラの想定以上の利益水準低下などを格下げの背景としている。

<4201> 日本合成化学工業 1107 +101

一時ストップ高と大幅高に。前期営業利益は119億円で前期比67%増益、今期は155億円で同31%増益の見通しに。実績値は先の上方修正線上で着地したが、今期は市場コンセンサスの125億円、四季報予想の140億円などを上回る水準となっている。株価は1990年以来の水準にまで上昇しており、需給妙味なども思惑視される状況。

<4186> 東京応化工業 2524 +348

大幅高。前日に決算を発表しているが、今期の大幅増益見通しがインパクトを強めさせる格好になっている。営業利益は111億円で前期比41%増益の見通し、95億円レベルの市場コンセンサスを大きく上回る水準に。会計基準変更による償却費の減少が想定比上振れの主因とみられるが、ストレートに業績変化率の高さをプラス材料視する動きが先行へ。

<6302> 住友重機械工業 409 -48

大幅安。前日に決算を発表、実績は修正計画水準での着地となったが、今期の業績見通しが失望感を誘う格好に。営業利益は300億円で前期比4%減益予想、受注減少による船舶部門の収益悪化などが業績伸び悩みの主因に。加えて、今期は前期比2円減配の6円配当を計画、期初からの減配予想にネガティブサプライズも。

<7936> アシックス 1613 -178

大幅安。前日の引け後に決算を発表、前期実績、今期予想ともに期待値を下回る状況となり、失望売りが優勢になっている。前期営業利益は187億円で従来計画200億円に未達、下振れは想定外との見方にも。今期は220億円で前期比18%増益見通しであるが、コンセンサスは250億円程度であったもよう。販促費の増加などが響く形のようだ。

<6789> ローランドDG 2119 +400

ストップ高比例配分。前日に決算を発表、前期営業利益は14.2億円で前期比2%減益、従来予想の13.4億円を上回った。今期は同2.7倍の37.8億円、四季報予想の16億円などを大幅に上回る水準であり、ポジティブなインパクトにつながっている。円安効果が大きく寄与する格好に。また、中期計画を発表しており、16.3期営業利益は45億円を見込んでいるようだ。

<9613> NTTデータ 344000 +31000

大幅高。前日に決算を発表、営業利益は前期実績が7%増益の857億円、今期見通しが5%増益の900億円となっている。実績値は想定をやや上振れ、見通しはコンセンサス並みの状況とみられる。相対的な出遅れ感も意識されていただけに、決算を受けて安心感が先行する格好か。また、マイナンバー法案が本日にも衆院を通過と伝わっていることも、ビジネスチャンスの拡大が期待される同社にとっては期待材料へ。関連銘柄ではアイネス<9742>なども本日上昇している。

<2331> 綜合警備保障 1709 -156

大幅反落。昨日の取引時間中に決算を発表、その後は想定以上の大幅増益見通しを受けて急伸する展開となったが、本日は短期資金の利食い売りが優勢になる。今期の大幅増益の要因としては、減価償却方法の変更、退職給付債務の数理計算上の差異による影響などテクニカル要因が半分強を占めており、過度な期待感が後退する流れにもつながっているようだ。

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