明日は決算集中日で個別対応の戦略か/クロージング

2013年5月9日 16:26

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記事提供元:フィスコ

[クロージング]

16:01JST 明日は決算集中日で個別対応の戦略か

 日経平均は3日ぶりに反落。94.21円安の14191.48円(出来高概算38億2000万株)で取引を終えた。8日の米国市場ではNYダウが連日で最高値を更新するなど、先進国の金融緩和を背景とした先高感が強く、買い優勢のスタートとなった。また、8日大引け後に決算を発表したトヨタ<7203>が連日で年初来高値を更新していることも安心感につながったほか、ソフトバンク<9984>、KDDI<9433>など通信株の強い値動きにより、日経平均は前場半ばに一時14400円を回復する局面をみせている。

 ただし、先進国の金融緩和政策の流れから為替市場では円安が一服する格好となり、買い一巡後は次第に利益確定に向かう銘柄が増える展開に。また、中小型株物色をリードしてきたタカラバイオ<4974>が高値更新後に利食いに押されるなか、他のバイオ関連株も一斉に利益確定の流れが強まっている。その後も円相場が1ドル98円台後半で強含んでいることが嫌気され、トヨタなども下げに転じるなか、日経平均はじりじりと下げ幅を広げる展開に。

 円相場が強含んでいたことやバイオ関連の利食いのほか、昼のバスケットが大幅な売り越しだったことが利益確定の流れに向かわせたようである。また、決算発表を受けて弱含みとなる銘柄も多く、明日の決算集中日を控えて、様子見ムードも高まりやすかったようだ。そのほか、オプションSQを控えていることも手控え要因に。

 マザーズ指数の下落率は5%を超えている。これまで乱舞していたことからみれば調整の範囲内ではあるが、先駆している銘柄は手掛けづらくなり、相対的に出遅れている銘柄を探る動きに向かいそうである。また、決算など個別材料を手掛かりにした物色に。出遅れ物色をしつつ、先駆銘柄の押し目買いのタイミングを探る展開にも。

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