【編集長の視点】ファーストリテイは急反発、4月月次実績発表の10社は9勝1敗

2013年5月7日 09:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ファーストリテイリング <9983> は、1300円高の3万6650円と急反発して始まっている。連休の谷間の2日大引け後に国内ユニクロ事業の4月の月次売上推移を発表、既存店・全店とも今年1月以来、前年同月比マイナスとなったが、連休中に米国市場で、NYダウが一時、1万5000ドル台に乗せ史上最高値を更新、日経平均先物6月物も1万4000円台まで買い進まれており、きょう7日に日経平均株価が急反発していることから、日経平均への感応度の高い同社株に関連株買いが再燃している。ただ朝高スタ-トのあと、今年4月5日につけた年初来来高値3万8350円を前に利益確定売りも交錯し上値の伸びは鈍くなっている。

  2日に取引時間中、大引け後を問わず4月度の月次実績を発表した銘柄は10社に及び、うち前年同月比プラスが7社、マイナスが3社となったが、きょう7日の寄り付き段階の株価反応度は、値上がり(勝ち)が9社、値下がり(負け)が1社の9勝1敗となっている。勝ち組では、ファーストリテイと同業で連続プラスのユナイテッドアロ-ズ <7606> が、120円高の3995円と急反発して5月1日につけた年初来高値4000円に迫り、ジェイアイエヌ <3046> (JQS)が、50円高の5800円と続伸して4月24日につけた上場来高値5950円を射程圏に捉えるなど目立っている。

  ファーストリテイの4月月次売上は、既存店が前年同月比3%減と2年連続で落ち込み、これに直営店、ダイレクト販売を加えた全店ベースでも0.5%減とやはり連続マイナスとなった。15店舗を新規出店(退店6店舗)し、キャンペーン商品の販売は総じて順調に推移したものの、気温が下旬に低下したことが響いたことが要因で、前年同月も、気温低下、夏物販売の動きが鈍いとしてマイナス転換した。

  株価は、日経平均株価との株価感応度の高さから先物売買に絡んで上下動、月次売上との関連性は薄まっているが、それでも前月3月の既存店の23.1%増にはポジティブに反応して最高値まで7000円高し、その後の今8月期業績の再上方修正では利益確定売りも交錯して高値もみ合いを続けている。同業他社のUアロ-ズの好調推移との比較感も働き強弱感が交錯しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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