JSP:前13年3月期は世界的なベンゼン価格急騰等が響く

2013年5月1日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■既に原料価格高騰の課題には対応済み、今期は増収大幅増益を見込む

  樹脂発泡製品専業のJSP <7942> は30日、前13年3月期連結業績を発表した。

  売上高960億38百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益45億75百万円(同13.6%減)、経常利益49億27百万円(同11.0%減)、純利益33億24百万円(同7.2%増)となった。

  当初予想では、営業利益60億円、経常利益61億円を見込んでいた。ところが、世界的なベンゼン価格の急騰によるスチレンモノマー、ポリスチレンの急激な値上がりに加え、昨年末からの急激な円安により、原燃料価格の値上がりが影響したことで、第4四半期に収益が悪化したことで、当初予想を下回る結果となった。

  原料価格の高騰に対応するために、4月9日に発泡ポリプロピレンビーズ成型品「エルブロック」「ミラブロック」全製品の販売価格を5月1日出荷分より7%値上げする等の対策を実施するなど、既に原料価格高騰の課題には対応済みである。

  今期の国内景気は、緊急経済対策の効果、円安による輸出産業の業績回復、復興需要の本格化、次世代断熱基準義務化に向けた建築・住宅用の高断熱材の需要増、消費税率引き上げを見据えた耐久消費財や住宅投資の駆け込み需要など明るい兆しが見えつつあり、建築・住宅・土木分野で高性能断熱材及び地盤嵩上げ材を中心に需要が増加するとみている。

  海外に関しては、欧州経済は債務問題に対する懸念により減速が予想されるが、米国経済は雇用の回復などを背景に個人消費を中心に緩やかに持ち直すとみている。アジアでは、中国経済は緩やかながら個人消費が拡大を継続し、その他の新興国経済も旺盛な内需が牽引し堅調な拡大が続き、地域全体として引き続き高い経済成長が続くと予想している。これら世界景気の回復を背景に、北米、中国、新興国を中心に自動車資材の需要増を見込んでおり、また、アジアを中心にスマートフォンやタブレット型端末などの多機能電子機器の包装材の需要も大きく増加すると期待している。

  今期14年3月期連結業績予想は、売上高1010億円(前期比5.2%増)、営業利益65億円(同42.1%増)、経常利益67億円(同36.0%増)、純利益43億円(同29.4%増)と増収大幅増益を見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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