【アナリストの眼】ネット選挙関連のパイプドビッツ、選挙接近で株価再動意、今期営業益2.1倍

2013年5月1日 09:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  パイプドビッツ <3831> (東マ)に注目したい。ネット選挙関連を材料視して株価は大幅上昇した。さらに足元では再動意の構えを見せている。参院選が接近して上値を追う態勢のようだ。

  情報資産プラットフォーム「スパイラル」を主力として、データ管理などのクラウドサービスを提供している。政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営して、有権者意識調査サービス「政治山リサーチ」を実施しているため、ネット選挙関連が材料視される。さらに会計、美容、医療・医材、建築などの分野にも事業領域を広げる方針であり、クラウドサービス市場やスマートフォンアプリ市場の拡大も背景として、中期成長に対する期待感が強い。

  今期(14年2月期)の連結業績見通しは、売上高が30億円、営業利益が7億円、経常利益が7億円、純利益が4億20百万円としている。連結決算初年度のため前期非連結業績との比較で見ると34.2%増収、2.1倍営業増益となる。情報資産プラットフォーム事業では「スパイラル」の新バージョン投入効果、有権者意識調査サービス「政治山リサーチ」や会計クラウドサービス「ネットde会計」「ネットde青色申告」なども寄与して、有効アカウント数(6カ月以上継続使用)が増加基調であり、有効アカウント数の積み上げで好業績が期待されるだろう。注目のネット選挙関連では、政治家を対象とした「政治山セミナー」や「ネット時代における議員・選挙活動セミナー」なども開催している。

  株価の動き(12年7月1日付で1株を2株に株式分割)を見ると、ネット選挙関連を材料視して4月19日には2628円まで上値を伸ばした。その後は上げ一服となって2200円~2300円近辺で推移したが、4月30日には2557円まで戻す場面があった。再動意の構えのようだ。4月30日の終値2467円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円52銭で算出)は44倍近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS228円91銭で算出)は11倍近辺である。

  週足チャートで見ると過熱感を残しているが、日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して反発した。サポートラインを確認した形だろう。今期好業績見通しに加えて、ネット選挙関連というテーマ性も支援材料であり、7月予定の参院選に向けて人気が持続し、06年12月の上場直後の高値3400円が視野に入る可能性もありそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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