バイオ関連物色が活況、海運決算の評価に注目

2013年4月30日 12:41

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記事提供元:フィスコ

[ランチタイムコメント]
*11:48JST バイオ関連物色が活況、海運決算の評価に注目

 日経平均は続落。59.47円安の13824.66円(出来高概算18億1000万株)で前場の取引を終えた。29日の欧米市場は上昇となったが、為替市場での円安一服を受けて、輸出関連に売りが先行するなか、日経平均は続落で始まった。また、決算発表が本格化するなか、指数インパクトの大きいファナック<6954>の決算内容がネガティブ視されており、日経平均の上値の重しに。

 一方、決算評価の動きもみられており、野村HD<8604>が3%超の上昇となるなど、証券が堅調。海運、不動産、保険、電力ガス、その他金融、情報通信など、内需系を中心に堅調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。また、個人の売買は活発であり、バイオ関連が軒並み値を上げている。

 日経平均は続落となったが、5日線レベルでの底堅い展開が続いている。円安一服を受けて自動車など輸出関連が利益確定の売りに押されているが、内需系のほかバイオ関連といったテーマ性の物色は活発であり、日経平均の下げはそれ程嫌気していないようである。特にバイオ関連が軒並み強い値動きをみせているなかでストップ高も目立ち始めている。出遅れている銘柄へ広がりがみられてきており、バイオ関連への物色が一段と強まっているようである。

 5月1日には米連邦公開市場委員会(FOMC)、3日には米4月雇用統計を控えていることもあり、結果を見極めたいとのムードから大きなトレンドは出難いであろう。ファナック<6954>や自動車などがマイナス圏で推移しているため、日経平均は5日線レベルでの攻防が続きそうである。そのため、個人主体によるバイオ株物色が引き続き注目される。また、海運の決算が発表されており、相対的に出遅れているセクターであるため、アク抜けにつながるかが注目される。

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