【編集長の視点】コマツは業績増益転換で市場予想を上回り連続増配もオンして連日の高値

2013年4月26日 10:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  コマツ <6301> は、93円高の2680円と3日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。前日25日大引け後に3月期決算を発表、前期は、今年1月の再下方修正値を下回り減益転換率を悪化させたが、今期は増益転換を予想、市場コンセンサスは上回り、連続増配も予想したことが割安株買いを拡大させている。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して80円高(円換算値)で引けて返ってきたことも、フォローの材料となっている。

  同社の前期業績は、前々期比4%減収、18%税引前純益減益、24%純益減益と落ち込んだ。一般建設機械で、中国の需要が大幅に減少し、インドネシア向けの鉱山機械の販売が減少し、産業機械でも、自動車業界向けの大型プレスやエンジン製造向けの工作機械の販売が増加したが、太陽電池市場向けのシリコンインゴット切断のワイヤーソーが大幅減となり、販売価格や製造原価の改善を継続したがカバーできず下ぶれ着地した。今期業績は、為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=123円、1人民元=15.3円と円安方向で想定、国内、北米の需要続伸や後半には中国需要の底打ち・回復も見込んで増収増益転換、純利益は、1840億円(前期比45%増)と見込んで、市場コンセンサスを70億円強上回る。配当は、前期に48円(前々期実績42円)に増配し、今期はさらに58円に引き上げる。

  株価は、今年1月の前期業績の再下方修正では悪材料織り込み済みとして2500円台までリバウンド、中国経済指標の悪化と米キャタピラー社の株価上昇とが綱引きして同安値2004円まで反落したあと同高値まで買い戻られる値動きの荒い展開が続いた。PER13倍台の割安修正で、東日本大震災直後の2011年5月につけた2926円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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