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【編集長の視点】日電産は業績V字回復にADR高が加わり市場予想下回るが連日の高値
<銘柄ウオッチ>
日本電産 <6594> (大1)は、360円高の6380円と4営業日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。前日23日大引け後に3月期決算を発表、前期業績は、今年1月の再下方修正値を上方修正して着地して期末減配幅を縮小、今期は利益のV字回復を予想し、継続事業税引前純利益が、市場コンセンスを下回ったが、前日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して151円高(円換算値)と買われたことでカバーして買い増勢となっている。
前期業績は、売り上げが再下方修正値を192億円、利益が9~34億円上ぶれたが、前々期比3%増収、81%継続事業税引前純益減益、80%純益減益と連続減益幅を悪化させた。昨年11月以降に主力事業のPC関連、デジタルカメラ関連、液晶パネル製造装置関連の製品の需要が、急激に減少、為替レートが、対ドルでは1ドル=83.1円と4.02円の円安となったが、対ユーロでは1ユーロ=107.14円と1.84円の円高となって相殺、為替差益や税効果による税金費用の減少などで上ぶれ着地につながった。期末配当は今年1月に50円から35円に減配したが、40円に引き上げ年間85円(前々期実績90円)と減配幅を縮めた。
今期業績は、為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=125円と一段の円安と想定し、前期計上の構造改革費用約400億円も一巡、日米を中心に緩やかな景気回復が期待できるとして増益転換、継続事業税引前純利益を680億円(前期比5.0倍)、純利益を500億円(同6.2倍)とV字回復を見込んだ。市場コンセンサスに対して継続事業税引前純利益は、約40億円未達となり、純利益は、約5億円上回る。
株価は、今年1月の前期業績の下方修正と同時発表の自己株式取得が強弱材料の綱引きとなり、4975円安値まで下ぶれたあと、円高修正とともに年初来高値5950円まで1000円高した。高値トライが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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