【編集長の視点】サンフロンティアは急反落も富裕層向けビジネスの好展開で決算発表への期待底流

2013年4月18日 10:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  サンフロンティア不動産 <8934> は、5000円安の13万2800円と3日ぶりに急反落している。4月9日につけた年初来高値15万2900円を射程圏に捉える水準で、内外相場の反落とともに利益確定売りが先行している。ただ同社は、今年5月10日に3月期決算の発表を予定しており、不動産市況の底上げを背景にした同社の富裕層ビジネスの好展開や、積極的な資金調達によるリプライニング事業の強化などから、業績続伸期待が底流しており、下値では逆張りに一考余地がありそうだ。

  同社は、東京の都心5区に集中して、ビルオーナーや資産家、富裕層向けにビル管理を受託する不動産サービスを提供する安定収益ビジネスと、低稼働物件を取得してイノベーション、高付加価値化して売却するリプライニング事業の高収益ビジネスを経営の2本柱としている。不動産サービス事業では、今年3月末の受託棟数が183棟、受託ビルテナント入居率が94.85%と好調に推移し、リプライニング事業でも、利益率の高いビルを5棟売却したことなどから、昨年11月に2012年3月期業績を上方修正、純利益を期初予想の9億5000万円から17億円(前期比83%増)へ引き上げ、連続の大幅増益となる。この通期上方修正業績に対して、今年2月開示の第3四半期業績は、大幅続伸して高利益進捗率で着地しており、上ぶれ着地期待につながっている。

  リプライニング事業で注目されるのは、今年3月18日払い込みで実施した新株式発行(発行価格10万7628円)・株式売出しで、約42億円の調達資金は、同事業の物件仕入れに充当され、これまで早期再生・販売のために主に5億円程度の物件を中心に仕入れていたのを10億円~20億円程度の中型物件や共同投資形式の中長期案件にまで積極化することを目的にしており、業績寄与度も高まってくる。

  すでにスタートした今2014年3月期業績の動向は、東洋経済会社四季報春号では、前期計上の賃貸ビル売却益2億9700万円の一巡で純利益を15億円と減益転換を観測しているが、リプライニング事業の積極展開から続伸の可能性もあり、5月10日の決算発表に期待が高まる。

  株価は、3月の新株式発行では市場で「良いファイナンス、悪いファイナンス」と選別されるなかで「良いファイナンス」として評価されて上値を追い年初来高値まで3割高した。高値奪回から上値をさらに伸ばそう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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