【アナリストの眼】サンコーテクノは復興需要に老朽化対策加わり順風、前3月期を増額増配、05年の3455円視野

2013年4月16日 09:22

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  サンコーテクノ <3435> (JQS)に注目したい。アンカー(コンクリート用の特殊ネジ・釘類)の大手である。株価は上値追いの展開が続き、前期(13年3月期)の増額修正も好感して、05年6月の上場直後の高値に接近している。

  4月12日に前期連結業績見通しと配当の増額修正を発表した。売上高は1億50百万円増額して前々期比9.0%増の151億円、営業利益は2億円増額して同47.5%増の8億60百万円、経常利益は2億40百万円増額して同44.1%増の8億40百万円、純利益は1億円増額して同57.9%増の4億50百万円とした。売上が堅調なことに加えて製造原価低減効果なども寄与した模様である。配当については5円増額して年間40円(期末一括)とした。前々期との比較では5円増配となる。

  主力の金属系アンカー(あと施工アンカー)の需要は、震災復興関連や耐震補強関連などで好調が続いており、老朽化インフラの補修・更新関連など公共投資増加が追い風となる。さらに全国的にメガソーラー事業に参入する企業が相次いでいることもあり、太陽光発電の架台設置用の需要も急増している模様だ。今期(14年3月期)以降も収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると上値追いの展開が続いている。4月2日に2253円まで調整する場面があったが、すぐに反発して4月15日には2840円まで上値を伸ばして年初来高値を更新した。好業績を評価する動きだろう。4月15日の終値2830円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS221円16銭で算出)は12~13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS3260円88銭で算出)は0.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を継続している。老朽化インフラ補修・更新関連や太陽光発電関連というテーマ性も支援材料であり、上値追いの展開が期待されるだろう。05年6月の上場直後の高値3455円も視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【狙い場・買い場】東洋ドライルーブは再動意のタイミング接近、今6月期2ケタ増益、PER7倍(2009/04/12)
【チャート診断】好決算の毎日コムネット反発、日足好転も週足は平均線乖離大きい、当面、高値モミ合いか(2009/04/12)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事