【相場熟者が答える投資相談】急に下がった久光製薬の対処は

2013年4月15日 06:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 久光製薬 <4530> を4400円で200株持っています。急に下がったようですが、今後の見通しと対処方向をよろしくお願いします。

<13年2月期減益、今期も2ケタ減益嫌気、PER24倍、割安感なく買い増しは避ける>

  【答え】 4月12日(金)は390円安の5380円と反落しています。

  同社が11日大引け後に13年2月期決算を発表。前期営業小幅減益着地、今期営業2ケタ減益見通しを嫌気、11日に年初来の高値5810円と買われたていただけに失望感が広がり、売り優勢の展開となりました。

  主力の鎮痛消炎剤「モーラステープ」や、がんの痛みを緩和する「フェントステープ」は好調だったが、国内の薬価引き下げに伴う原価率の上昇に米国での販売費の増加が響き、前13年2月期売上高は1427億7200万円(前期比3.6%増)、営業利益は253億2600万円(同2.4%減)、経常利益は330億5100万円(同1.3%減)、純利益は188億0900万円(同2.0%増)に着地。今14年2月期は、引き続き、米国の販売費の増加が利益を圧縮するが、新薬の承認に伴う一時金が純益を押し上げ、売上高は1515億円(前期比6.1%増)、営業利益は203億円(同19.8%減)、経常利益は278億円(同15.9%減)、純利益は206億円(同9.5%増)を見込みます。

  株価は、13週移動平均線をサポートラインに上昇していましたが、3月4日高値5690円、11日に年初来の高値5810円と買い直されたことで、目先天井感が出たようです。今期の主な減益となる要因が米国での経費増であることや、将来的には、がんの痛みを緩和する「フェントステープ」の販売のほか、国内で初めて医療用医薬品アレルギー性疾患治療薬「アレグラ錠60mg」と同じ成分の一般用「アレグラFX」を発売。オキシブチニン塩酸塩含有の経皮吸収型過活動膀胱治療剤「ネオキシテープ73.5mg」の製造販売承認取得などに対する期待感がありますので、5000円前後が下値として意識され、再度、高値奪回に向かうことも予想されます。ただ、今期予想PER24倍台と割安感にやや乏しいので買い増しはせず、中長期で持続もと考えます。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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