マクドナルド、3月の既存店売上高は前年同月比3.6%減 12か月連続

2013年4月9日 11:13

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 日本マクドナルドホールディングス(HD)が8日発表した月次セールスレポートによると、3月の既存店売上高は前年同月比3.6%減で、昨年4月から12か月連続で前年割れする結果となった。

 日本マクドナルドHDはこの結果について、「これは外食マーケットが引き続き厳しい環境であることに加え、持続的かつ収益性の高い売上を目指すマーケティング戦略に基づき、一過性の売上を獲得するためのディスカウントプロモーションを抑制したことが大きく影響している」とコメントしている。

 一方、既存店客数は前年同月比5.8%増、全店客数は同7.4%増となった。これは、マクドナルドの“春の風物詩”である「てりたま」「チーズてりたま」の販売に加え、「マックフライポテト」、「チキンマックナゲット」、「ハッシュポテト」を各対象期間中に1個買うと同商品の無料券が1枚もらえるキャンペーンが大きく貢献した結果だという。

 さらに、4月5日からは「てりたま」シリーズの新メニューである「チキンてりたま」を販売しており、今後も季節限定・期間限定の新商品を収益バランスを考慮しながら投入し、売り上げ増を図っていく方針。

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