【注目銘柄】星光PMCはセルロースナノファイバーは期待の材料、好利回り魅力も

2013年3月26日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  製紙用薬品でトップクラスの星光PMC <4963> は、期待材料を内包している好業績銘柄として注目したい。同社が京都大学などと製紙用パルプに含まれる植物由来の再生可能資源で、軽量・高強度の特徴をもつセルロースナノファイバー(CNF)を樹脂中に均一分散させることで、樹脂の強度を従来の3~4倍に、熱による寸法変化を2割程度にまで抑える技術を開発したことが注目される。自動車用樹脂とのなじみ(相溶性)が悪く、これまで複合化が難しいとされてきたが、自動車重量の約9%(約110kg)を占める樹脂部材をCNF強化樹脂に置き換えることで20kg程度軽量化が可能となり、14年にもサンプル出荷の見通しで自動車の燃費向上が期待されている。

  足元の業績、世界的な景気停滞の影響を受けるものの、コスト削減と合理化が奏功し、13年3月期売上高は217億4000万円(前期比4.3%減)、営業利益は12億6000万円(同19.0%増)、経常利益は13億2000万円(同19.3%増)、純利益は8億4000万円(同2.4倍)を見込んでいる。海外連結子会社との決算期の統一を行うことから、決算期は3月31日から12月31日に変更となり、来期は13年12月期の9カ月変則決算になる。直近13年3月期第3四半期(10-12月)経常利益が前年同期比2.8倍の4億円(7-9月期は2億3200万円)と大幅増益だったことから、13年12月期業績も好調に推移しそうだ。

  株価は、2月6日に昨年来の高値400円と買われた後、25日移動平均線をサポートラインに3月6日高値389円と上昇。もみ合いから25日に398円と買い直され高値にあと2円と迫る場面も見られ、三角保ち合いを形成している。26日は3月期権利付き最終日となるが、配当12円(前期比3円減)を実施見通しで、配当利回り3.1%とソコソコある。PBR0.61倍と割り負け、権利落ち後も押し目優位に上値を試す可能性が高く、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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