【注目銘柄】東京個別指導学院の中期計画に注目、教育追い風に株価に動意

2013年3月26日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東京個別指導学院 <4745> に注目したい。少子化の影響の少ない首都圏を中心に小中高校生向け個別指導学習塾を展開している。株価は教育関連の税制改正などを材料視して動意付く傾向を強めており、安倍晋三首相が掲げる教育改革関連としても有望だろう。

  前期(13年2月期)の業績(非連結)見通しについては、9月26日に増額修正して、売上高が前々期比4.3%増の131億18百万円、営業利益が同81.3%増の6億29百万円、経常利益が同78.5%増の6億30百万円、純利益が同2.8倍の3億71百万円としている。震災で中止していた春期講習会の再開、新規教室の開校、利便性向上のための教室移転やリニューアル、WEBマーケティングの強化、iPadを利用した映像学習の開始(12年11月から)などの効果で、在籍生徒数が順調に増加している模様だ。講師費用や新商品・サービス開発費用の増加などを吸収して、営業損益が大幅に改善する見込みだ。

  来期(14年2月期)については、引き続き新規教室開校効果などで在籍生徒数の増加が期待され、祖父母から孫へ教育資金を贈与する際の贈与税非課税措置(1500万円上限)が13年度の税制改正で成立すれば、追い風となりそうだ。受験準備などに向けたパッケージ料金設定など、新税制に対応した商品・サービスの導入を検討している模様だ。また中期計画では、親会社のベネッセコーポレーション <9783> との連携も強化して、17年2月期に売上高163億円、営業利益23億円を目標値として掲げている。

  株価の動きを見ると、教育資金贈与税の非課税措置を材料視して1月10日に288円、1月31日に273円まで急騰する場面があったが、反落して概ね220円~240円近辺で推移している。ただし3月25日には272円まで急騰する場面があった。文部科学省が小学校での「外国語活動」を13年度には低学年でも英語を必修化する検討に入るとの報道が材料視されたようだ。3月25日の終値223円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS6円84銭で算出)は33倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS120円01銭で算出)は1.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線近辺でモミ合う展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線が追い付いてきて、再動意のタイミングが接近しているように見える。教育関連の材料に敏感に反応する傾向を強めているうえに、4月上旬に決算発表を控えているため今期業績に対する思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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