【アナリストの眼】増額修正のマルマエ、スマートフォン向け好調、株価下値切り上げ7万円へ

2013年3月26日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  マルマエ<6264>(東マ)は、半導体・FPD・太陽電池関連製造装置に使用される真空部品や電極などの精密加工事業を主力としている。3月14日に今期(13年8月期)第2四半期累計(12年9月~13年2月期)業績の増額修正を発表した。これを好感する形で株価はトレンド好転の動きを強めている。

  第2四半期累計の業績(非連結)見通しについては、前回予想に対して売上高を40百万円増額して前年同期比6.9%減の5億80百万円、営業利益を45百万円増額して同35.6%増の80百万円、経常利益を60百万円増額して同93.2%増の85百万円、そして純利益を60百万円増額して82百万円(前年同期は6百万円の赤字)とした。半導体分野の事業環境は引き続き厳しいが、FPD分野でスマートフォン向け装置部品が好調な模様である。営業利益は材料費比率の低い製品の売上増で損益が改善し、経常利益と純利益については営業外での為替差益発生も寄与する模様だ。

  通期見通しについては、半導体分野の市場環境が不透明として前回予想を据え置き、売上高が前期比0.3%減の11億円、営業利益が同29.0%増の65百万円、経常利益が同2.1倍の45百万円、純利益が40百万円で最終黒字化を見込んでいる。修正後の第2四半期累計の利益は通期見通しを上回っており、通期上振れの可能性もあるだろう。なお4月12日に第2四半期累計業績の発表を予定している。

  13年2月度の月次受注残高(速報値)は、FPD分野が1億32百万円、半導体分野が37百万円、その他分野が16百万円、合計が1億86百万円となっている。今後の受注動向については、FPD分野がピークアウトするが、半導体分野が底打ちして緩やかに拡大する見通しとしている。

  株価の動きを見ると、1月以降は概ね2万5000円~3万円近辺のボックス展開だったが、3月中旬に動意付いて3月21日には5万900円まで上値を伸ばす場面があった。第2四半期累計の増額修正を好感する動きだろう。3月25日の終値3万7700円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2292円79銭で算出)は16~17倍近辺である。

  3月21日の戻り高値で上ヒゲを付けて反落したが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとして機能した形であり、トレンド好転を鮮明にしている。今期収益改善に対する期待感を強めているだけに、乱高下しながら水準を切り上げる展開が期待されそうだ。11年5月の7万円が視野に入る可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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