【編集長の視点】ベクターは25日線で下値を確認しコンテンツ関連株人気を再燃させ急騰再現思惑

2013年3月22日 09:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 ベクター<2656>(JQS)は、今年2月28日につけた株式分割権利落ち後高値955円から値幅で4割、日柄で2カ月弱の調整をしてきたが、上昇中の25日移動平均線水準で下値を確認したことから、目先調整終了として急騰再現思惑を再燃させ下値での打診買いが根強く続いている。同社株は、今年2月にオンライゲーム関連人気を高め4営業日連続してストップ高、権利落ち後高値までわずか4営業日で2.2倍の大化けを演じていた。

 この2月の株価急騰は、同社の今3月期業績が、通期では経常利益2億1300万円の赤字(前期は5500万円の黒字)、純利益4億5900万円の赤字(同2億5500万円の赤字)と予想されたが、これを四半期ベースで精査すると、第3四半期(3Q)の経常利益の2194万円の赤字(前年同期は3459万円の赤字)が、第4四半期(4Q)には2500万円の黒字と2012年3月期第2四半期以来、6期ぶりに黒字転換することをポジティブに評価したことが引き金となった。

 昨年11月に競争激化で苦戦していたモバイルゲームの運営を停止して、オンラインゲーム事業に経営資源を集中し、同事業で第2四半期に2本、3Qに2本投入したPC向けオンライゲームの新規タイトルなどが寄与するもので、3月通期業績は、4Qに次期サービス開始予定の新規タイトルの広告費などの費用負担で連続赤字となる。このため逆に次期の2014年3月期業績への期待が高まるもので、今年3月15日発売の東洋経済四季報春号では、通期経常利益を5000万円の黒字転換と観測している。

 株価は、株式分割落ち後高値からの調整幅の3分の1戻し693円、半値戻し759円とリバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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