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JOGMEC、メタンハイドレート層からのガス生産実験を終了
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、渥美半島~志摩半島沖(第二渥美海丘)において、第1回メタンハイドレート海洋産出試験のガス生産実験を3月12日に開始し、実験を継続していたが、3月18日に同ガス生産実験を終了した。今後、生産実験設備撤収を行う。
同ガス生産実験ではこれまで順調にガスの産出を行っていたが、減圧のために水をくみあげるポンプが一時的に不調となり、同時に出砂が増加するなどの坑内状況の変化等がみられたこと、また、天候の悪化が見込まれることから、機器やデータ類の安全確保のため3月18日に同ガス生産実験を終了した。
JOGMECによると、これまでの実験期間において、減圧法により海洋のメタンハイドレ-ト層からガス産出し、連続ガス生産を行ったこと、生産井から約20メートル離れたモニタリング井までメタンハイドレ-トの分解が及んでいる徴候を確認することができたことなど、今後の研究開発を推進していくうえで必要なデータを得ることができたという。
なお、JOGMECが発表した速報値によると、同ガス生産実験(期間は約6日間)における累計ガス生産量は約12万立方メートル程度で、平均ガス生産量は約2万立方メートル/日程度だった。
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