【アナリストの眼】TACはコスト削減効果で収益上向く

2013年3月19日 09:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  TAC<4319>(東1)は、財務会計分野(公認会計士、簿記検定)を中心として「資格の学校」を運営している。株価は教育資金に関する贈与税非課税措置を材料視した動きが一巡してモミ合う展開だが、煮詰まり感を強めており再動意の可能性があるだろう。

  今期(13年3月期)の連結業績の見通しは、売上高が前期比2.8%減の219億51百万円、営業利益が1億76百万円の赤字(前期は6億06百万円の赤字)、経常利益が2億40百万円の赤字(同5億30百万円の赤字)、純利益が6億58百万円の黒字(同7億99百万円の赤字)としている。拠点校の減床、講師料の削減、希望退職者の募集など、事業構造改革の効果で営業赤字幅が縮小する見込みだ。純利益については特別利益計上も寄与する。

  第3四半期累計(4~12月期)は、個人受講者数の減少などで売上高が前年同期比7.4%減収だったが、コスト削減効果で営業利益は44百万円の黒字、投資有価証券運用益も寄与して経常利益は1億74百万円の黒字、新宿校移転補償金などの特別利益計上も寄与して純利益は7億69百万円の黒字だった。利益はすでに通期予想を上回っているが、資格講座の本試験が第2四半期(7~9月期)と第3四半期(10~12月期)に集中する季節要因があり、第4四半期(1~3月期)は営業赤字となる傾向が強いため、通期見通しを据え置いている。

  株価の動きを見ると、1月には祖父母が孫に教育資金を贈与する際の贈与税非課税措置を材料視して動意付いたが、一巡後は概ね190円~200円近辺でモミ合う展開だ。3月18日の終値は192円だった。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う展開だが、煮詰まり感を強めている。また週足チャートで見ると13週移動平均線が追いついてきた形だ。日柄整理が完了して再動意のタイミングが接近しているようだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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