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【編集長の視点】鴻池運輸は買い気配を切り上げ公開価格を上回る、東証1部直接上場株の平均初値倍率を超える
<マーケットトーク>
鴻池運輸 <9025> が、きょう15日に東証第1部に直接上場された。公開価格は1020円、公開株式数は687万2000株となっている。寄り付きから買い気配値を切り上げるとともに買い物もやや増やし、9時30分現在、公開価格を153円、15%上回る1173円買い気配で売り買い差し引き150万株超の買い物を集めている。今年2月から前日14日まで新規株式公開(IPO)された7銘柄が、大量の買い物を集めて公開価格を大きく上回って初値つけるなど高人気しており、同社の業態が、物流関連とオールドエコノミーに属し、資金吸収額が70億円超とやや規模が大きいが、公開価格が、7倍台と割安にとどまることなどが前向きに買い評価されている。
直接上場株は、新興市場のIPO株とは異なって低初値倍率にとどまるのが常態である。直接上場株は、2009年以来9銘柄に達したが、この初値が公開価格を上回る(勝ち)か、下回る(負け)かは、6勝2敗1分けの勝率66%となっており、9銘柄の平均初値倍率も5.5%にとどまった。知名度の高い銘柄が多いものの、オールドエコノミー業態で新規性に乏しく、資金吸収額が大規模となったことが要因となった。鴻池運は、今年のIPOブムが追い風となり、平均初値倍率を上回る人気となっている。
もっともIPO人気が空振りとなった直接上場株もその後、大きく株価が上昇した銘柄も混在している。2011年3月上場のカルビー <2229> は、公開価格と同値の2100円で初値をつけ、その後、上場来高値8350まで3.9倍化、昨年12月上場の全国保証 <7164> も、上場来高値3610円まで3.6倍化した。その一方、なお公開価格を下回っている銘柄もあり、「小さく生んで大きく育てる」が至上命題のIPO株投資は、より厳しい選球眼、銘柄リサーチが不可欠なようだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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