JX開発、英領北海マリナー油田の開発移行を決定 2017年に生産開始へ

2013年2月19日 11:34

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マリナー油田の位置図(画像:JX日鉱日石開発)

マリナー油田の位置図(画像:JX日鉱日石開発)[写真拡大]

 JX日鉱日石開発は18日、同社が100%出資する英国法人が、英領北海の9/11a鉱区(シェトランド諸島東方沖 約150km)に位置するマリナー油田の開発移行を決定し、同油田の開発移行に係る英国政府の承認を取得したと発表した。

 マリナー油田は、英領北海の既発見未開発油田の中でも最大規模とされる油田。可採埋蔵量は2.5億バレル以上、初期4年間の平均生産量は日量約55,000バレル、生産期間は2017年から約30年間を見込んでいる。

 マリナー油田の開発計画では、まず2017年の商業生産開始に向け、プラットフォームや浮体式貯蔵設備等の生産関連設備の建設を進める。また、生産開始後も生産量の最適化のため、継続的に生産井を掘削することを計画している。こうした生産開始後の開発投資を含め、マリナー油田開発の総投資額は70億ドル以上と見込まれている。

 JX開発は、マリナー油田を英領北海での主要油田の一つとして位置づけており、同油田が同社グループの長期的な経営目標である「2020年の生産量:日量20万バレル」の達成に寄与することを期待しているという。今後、2017年の生産開始に向けて着実に開発作業を進めていく方針。

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