トヨタとメニコン、畜産向け堆肥化促進材の改良新商品「新特別急酵」を共同開発

2013年1月23日 17:29

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 トヨタ自動車とメニコンは23日、2006年に発売した畜産向け堆肥化促進システム「resQ45(レスキューヨンジュウゴ)」シリーズの新商品として、今回「新特別急酵」を共同開発したと発表した。トヨタの子会社であるトヨタルーフガーデンが製造・販売元になり、豊田通商の販売ルートを通じ、1月23日より販売を開始する。

 現在、家畜排せつ物は日本国内で年間8,400万トンが発生しているが、悪臭や水質汚染、地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの発生など環境への悪影響の懸念から有効利用や適切な処理が畜産農家に求められている。家畜排せつ物の堆肥化促進は、畜産農家の負荷軽減、環境負荷の軽減に大きな効果を発揮する。

 今回開発した「新特別急酵」は、2006年7月よりトヨタとメニコンが共同開発し販売していた食物繊維分解酵素入り「特別急酵」と、高温菌入り「サーモ・マスター」の2つを一体化させた商品。畜産農家にとって初期導入を含む1年間利用時の費用が、トヨタの試算では従来に比べおよそ10%軽減となり、手間・コストの両面から畜産農家の負荷を軽減できるという。

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