【アナリストの眼】戻り高値突破ビー・エム・エル、主力の臨床検査好調で2ケタ増益

2013年1月22日 09:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  受託臨床検査大手のビー・エム・エル <4694> に注目したい。株価は水準を切り上げて戻り高値を突破した。今期(13年3月期)業績見通し増額の可能性もあり、上値追いが期待されるだろう。

  今期連結業績見通しは、売上高が前期比3.0%増の950億円、営業利益が同28.3%増の68億円、経常利益が同33.9%増の70億円、純利益が同54.7%増の37億円としている。医療情報システム事業がやや低調だが、主力の臨床検査事業が新規顧客開拓などで好調である。北海道地域の子会社を統合した第一岸本臨床検査センターの収益改善も寄与する模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が50.4%、営業利益が54.8%、経常利益が54.8%、純利益が53.5%と順調な水準であり、通期増額の可能性もあるだろう。

  臨床検査事業ではM&Aも活用して、検査ラボの全国展開や規模拡大による事業基盤強化が進んでいる。腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなど、食品衛生事業の成長も中期的に期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、徐々に水準を切り上げる展開となり、足元では昨年7月18日の戻り高値2198円を突破した。1月21日には2285円まで上昇している。今期好業績見通しや増額の可能性を評価する動きだろう。21日の終値2284円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS174円24銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2248円93銭で算出)は1.0倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとして水準を切り上げている。2000円~2100円近辺での短期モミ合い展開から上放れた形でもあり、緩やかな上昇トレンドに入ったようだ。今期好業績見通しや増額の可能性を評価して、上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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