ヤマハ発動機、豊田市で電動アシスト自転車PASのシェアリングサービスを開始

2012年11月14日 13:26

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浄水駅前ステーション(写真:ヤマハ発動機)

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 ヤマハ発動機は今年4月1日から「豊田市低炭素社会システム実証推進協議会」のメンバーとして「豊田市低炭素社会システム構築実証プロジェクト」に参画し、実証実験の準備を進めてきたが、今回、10月1日から運用を開始した都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」に11月14日から参画すると、13日発表した。

 「Ha:mo」は、パーソナルなモビリティと公共交通を組み合わせて使うことにより、人・街・社会に優しい交通の実現を目指すサービスシステムで、現時点では2つのサービス「Ha:mo Navi(ハーモ・ナビ)」「Ha:mo Ride(ハーモ・ライド)」で構成されている。

 ヤマハ発動機は「Ha:mo Ride」のサービスの一環として、電動アシスト自転車PASによるシェアリングサービスを豊田市中京大エリアで開始し、利便性と事業性の向上に向けた実証実験を行っていく。

 具体的には、名鉄「浄水駅」、愛知環状鉄道「貝津駅」に設置されたステーション(バッテリー充電ロッカー含む)にて、電動アシスト自転車PAS(10台)によるシェアリング管理システム(無人による車輌の貸し出し、返却のサービス)を行う。同サービスは会員を対象に当面利用料を無料とし、広く使ってもらうことで様々な情報を収集する予定。なお、サービスの運営はトヨタメディアサービスに委託する。

 今後は、豊田市での運用拡大に併せ、ステーションや車両台数の拡大などを図り、「Ha:mo Navi」とのさらなる連携を進め、需要性とサービス技術要素の検証を行っていく。

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