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J:COM、マンション向け電力提供サービスを開始 セット契約で約1割安
J:COMによるマンション向け割安電力提供の仕組み(画像:ジュピターテレコム)[写真拡大]
ジュピターテレコム(J:COM)は6日、今年12月をメドに東京都杉並区で、マンションの電気料金を削減する「マンション向け電力一括受電サービス」を開始すると発表した。住友商事グループの国内電力事業会社であるサミットエナジーから電力の供給を受け、入居者に提供する。杉並区で先行してサービスを開始し、来年以降順次、各J:COMエリアでの展開を目指す。
同サービスは、J:COMがマンション単位で一括契約を締結することにより、マンションに居住する顧客が従来の電力会社と契約するよりも安く電力を利用できるようにするもの。
今回、マンションオーナーおよび入居者の同意を得た既築マンション(約50世帯)に対し、J:COMが割安な電力を提供する。電力契約のみの場合、今使っている電気料金よりも7%程度安くなるほか、J:COMの放送・通信サービス(ケーブルテレビ、高速インターネット接続、固定電話)とセットで契約すると10%程度電気料金を安く提供する。また、電力提供に伴う電気設備の設置や工事、運用やメンテナンスはJ:COMが一括して行う。なお、電力と放送・通信サービスをセットで提供するのは日本初の取り組みとなる。
J:COMは、中期事業計画で発表した「J:COM Everywhere」構想のもと、放送・通信サービスを核にして地域の顧客の生活に役立つ様々なサービスを“ワンストップ”で提供することを目指している。今回のマンション向け電力提供はその一環であり、放送・通信のサービスに加えて、生活に欠かせないライフラインである「電力」を提供することにより、これまで以上に顧客との接点を強化し、地域に密着したサービスを展開していく。
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