【株式評論家の視点】ネットワークバリューコンポの2Q利益進捗率8割は高評価を

2012年10月5日 13:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)は6月25日に16万9000円の高値をつけた後は、調整局面を続けている。高値当時はハッカー集団アノニマスの攻撃が社会的に問題になっていた時で、ITセキュリティ分野で同社製品がグランプリを授与されたこともあって、見直し人気が高まったもの。

  ただ、人気が比較的短期間で終了したこともあって、高値を買った向きの処分売りが先行し、7月26日に7万300円の安値を付けた。今2012年12月期の6月中間決算は営業利益1億300万円、前年同期比0.3%増を記録した。表面上はとりたてて買い気を促す数字ではないが、営業利益の通期見通し1億2900万円に対し、中間期(2Q)の営業利益の進捗率は79.9%に対し、今期の増額修正が有力になる裏づけとなる数字である。

  ネットワーク市場では、クラウドサービスの一層の進展、スマートフォンによるWiFi利用の増加、標的型攻撃等、ネットワーク上での様々な課題に対する取り組みが着実に進展しているし、先行きはさらに需要が盛り上がるものと見られている。先行きに期待は強いのだが、足元の収益水準ではやや買いにくいとのムードが強いが、今後の業績の伸びでそうしたギャップは解消に向かうことが予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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