三菱自、食品廃棄物原料のバイオマス樹脂を用いた自動車部品を開発

2012年9月25日 16:46

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 三菱自動車は25日、同社独自の植物由来材料技術「グリーンプラスチック」の新アイテムとして、群栄化学工業(本社:群馬県高崎市)および新神戸電機(本社:東京都中央区)と共同で、植物由来材料であるカシューナッツシェルオイルを用いたバイオマスフェノール樹脂の自動車部品を開発したと発表した。まずは軽自動車用エンジンのオイルフィラーキャップとして今秋の製品化を予定している。

 食品廃棄物であるカシューナッツの殻から抽出・精製したカシューナッツシェルオイルは、塗料や摩擦材等の用途に広く用いられている。今回新たに開発したバイオマスフェノール樹脂は、一般的なフェノール樹脂に使われている石油由来原料の一部をこのオイルと置き換えることで、化石資源節約とCO2削減を実現した。同樹脂は耐熱性が高く、これまでフェノール樹脂を用いてきたエンジンルーム内の耐熱樹脂部品(オイルフィラーキャップ、断熱材、プーリーなど)への応用が可能。

 なお、ライフサイクル全体(原料採取から廃棄まで)でのCO2排出量を試算した結果、化石資源由来のフェノール樹脂を用いた従来品と比較して約12%を削減できるという。

 三菱自では、地球温暖化や石油資源枯渇への対策を目的に、自動車部品に広く使用されている石油由来材料の代替策として「グリーンプラスチック」の研究・開発を推進している。今年8月発売の新型グローバルコンパクトカー『ミラージュ』に採用した「バイオPE(ポリエチレン)/PP(ポリプロピレン)繊維フロアマット」や、『i-MiEV』のシート生地に採用した「綿/PET(ポリエチレンテレフタレート)繊維 内装表皮材」等を製品化しており、今後も様々な技術開発を進めて順次実用化することを目指す。

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