【アナリストの眼】第一実業、350円近辺が下値支持線で底値、再生エネルギー注目

2012年9月3日 14:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

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  第一実業 <8059> は機械専門商社で、プラント・エネルギー関連機器、電子部品実装機、産業機械などを主力としている。

  今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)連結業績は、売上高が前年同期比5.6%減の262億04百万円、営業利益が同8.0%増の7億21百万円、経常利益が同22.0%増の9億62百万円、純利益が同42.5%増の5億33百万円だった。プラント・エネルギー事業は、既受注案件の売上計上が減少したが、化学プラント設備などが寄与して大幅増益だった。エレクトロニクス事業は、電子部品実装機などの好調で大幅増益だった。産業機械事業は海外自動車関連設備が好調だったが減益だった。海外法人は米国の車載関連機器、中国・アジアの半導体実装装置関連が好調で増益だった。

  通期については前回(5月11日公表)の会社予想を据え置いた。売上高が前期比6.0%増の1330億円、営業利益が同4.0%増の53億円、経常利益が同1.2%増の55億円、純利益が同17.3%増の31億円としている。配当も年間16円(第2四半期末8円、期末8円)の予想を据え置いた。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が19.7%、営業利益が13.6%、経常利益が17.5%、純利益が17.2%とやや低水準だが、前期末の高水準の受注残高に加えて、アジア地域でのIT・デジタル関連や自動車関連が好調であり、再生エネルギー関連の増加も予想されている。現時点では特にネガティブ材料とは言えないだろう。

  株価の動きを見ると、8月14日に379円まで戻す場面があったが、反落して上値を切り下げる形となり、やや軟調な展開となっている。8月31日の終値349円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円96銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回りは4%台半ば、実績PBR(前期実績の連結BPS485円23銭で算出)は0.7倍近辺である。割安感の強い水準だろう。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで調整局面のようだが、週足チャートで見ると350円近辺が下値支持線の形であり、ほぼ底値圏だろう。当面は26週移動平均線の回復がポイントだが、指標面の割安感に見直し余地があり、きっかけ次第で反発局面が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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