【アナリストの眼】大幅増益のトーソー、新製品投入に加えコスト削減効果、割安

2012年9月3日 10:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  カーテンレールやブラインド大手のトーソー <5956> (東2)は、今期業績が大幅増益見通しであり、消費税率引き上げ前の駆け込み需要というテーマ性にも注目しておきたい。

  今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)連結業績は、売上高が前年同期比3.6%増の48億02百万円、営業利益が2百万円(前年同期は75百万円の赤字)、経常利益は11百万円の赤字(同82百万円の赤字)、純利益は27百万円の赤字(同29百万円の赤字)だった。新設住宅着工戸数の緩やかな回復を背景に、カーテンレールやブラインドを主力とする室内装飾関連事業が同3.2%増収となり、コスト低減効果も寄与して営業損益が改善した。その他事業ではステッキなどの介護用品が好調だった。

  通期見通しについては前回(5月11日公表)の会社予想を据え置いた。売上高が前期比5.3%増の225億円、営業利益が同28.4%増の10億円、経常利益が同22.5%増の9億円、純利益が同41.5%増の4億円としている。新設住宅着工戸数が緩やかに増加基調となっていることに加えて、新製品投入効果も寄与して増収増益見込みとしている。配当についても年間10円(第2四半期末5円、期末5円)の予想を据え置いた。

  株価の動きを見ると、足元ではやや小動きとなり、概ね360円~380円近辺で推移している。8月31日の終値373円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS38円00銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回りは2%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS872円86銭で算出)は0.4倍台となる。

  日足チャートで見ると徐々に上値を切り下げているが、一方では下値も切り上げて三角保ち合いの形のようだ。また週足チャートで見ると、大勢としては300円台のボックス展開のようだが、足元では下値を切り上げている。今期の大幅増益見通し、指標面での割安感に加えて、住宅関連は消費税率引き上げ前の駆け込み需要というテーマ性もあるだけに、レンジ上限突破の可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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