【アナリストの眼】資源・エネルギー関連で注目の巴工業、高値奪回も視野に

2012年7月31日 15:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  化学機械メーカーの巴工業 <6309> は、資源・エネルギー関連などのテーマ性に注目しておきたい。

  油井掘削向け遠心分離機などの機械製造販売事業と、高機能樹脂原料などの化学工業製品販売事業を展開している。国内外での設備投資動向に加えて、化学品の市況動向の影響も受けやすいが、油井掘削分野は資源・エネルギー関連として注目されるだろう。

  今期(12年10月期)通期連結業績についての会社予想は、売上高が前期比1.2%増、営業利益が同3.3%増、経常利益が同0.2%減、純利益が同44.1%減としている。年間配当については40円(期末一括40円)の予想としている。

  化学事業では中国のコンパウンド加工の採算が悪化し、国内の機械事業でも官公需が低調なため5月29日付で通期業績見通しを下方修正している。しかし、機械事業では北米の油井掘削向け遠心分離機が堅調なため、通期営業利益は前期比微増益の見込みである。純利益については固定資産権利変換益の一巡により大幅減益の見込みである。

  株価の動きを見ると、6月4日に1331円まで下落する場面があったが、1月12日の年初来安値を割り込むことなく反発し、戻り歩調の展開を期待させた。ただし足元ではやや上値が重くなり、調整局面の模様である。

  7月30日の終値1540円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS163円35銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回りは2%台半ば、実績PBR(前期実績の連結BPS2113円56銭で算出)は0.7倍近辺となる。

  週足チャートで見れば、戻りを押さえる形の13週移動平均線と26週移動平均線の突破がポイントだろう。足元の株価水準には指標面の割高感はないだけに、これを突破すれば5月2日に付けた年初来高値1852円も視野に入りそうだ(本紙・シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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