東京ガス、遠隔操作でガスヒートポンプを運転管理・制御する省エネサービス

2012年7月27日 12:56

印刷

 東京ガスは26日、ガスヒートポンプ(GHP)の運転管理・制御を、東京ガスが顧客に代わって遠隔で行い、省エネ運転を実現するサービス「Green Help Pro」を8月1日から営業開始すると発表した。

 同サービスは、遠隔でGHPの運転管理・制御を行い、省エネ・節電効果に優れるGHPの省エネ性をさらに向上させ、年間ガス消費量の約20%の削減を図る新たな省エネサービス。なお、GHPは、ガスエンジンでコンプレッサーを駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う業務用空調機で、事務所ビル、店舗・商業施設、学校、病院など、さまざまな用途に導入されている。

 今回開始するサービスでは、GHPの運転制御の基準となる目標温度を予め顧客に指定してもらう。東京ガスは、実際の室内温度を目標温度に維持しながら省エネが実現できるよう、気象条件や室内の人数などによって変動する空調負荷に応じた最適なGHPの運転制御を遠隔で行う。

 また、目標温度と異なる温度に室内機の温度設定の変更が行われた際には、遠隔で室内機の温度設定を元に戻すことや、顧客が予め指定した時刻に遠隔で確実に運転停止を行い、消し忘れの防止をすることができる。さらに、GHPの運転状況、ガス使用量の実績、同サービス利用によるガス使用量の削減効果などを、顧客専用のインターネットホームページで確認できる。なお、利用料はGHP室外機1台当たり年額21,000円(税込)。

関連記事