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【外国為替市場フラッシュ:7月9日~13日のドル・円相場】
■1ドル=79円00銭台~90銭台で推移
7月9日~13日のドル・円相場については、概ね1ドル=79円00銭台~90銭台の小幅なレンジで推移した。週末13日の海外市場で終盤は1ドル=79円20銭近辺だった。
今週は、9日の中国6月CPI、ユーロ圏財務相会合、10日の中国6月貿易統計、EU財務相理事会、11日のFOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨(6月19日~20日開催分)公表、11日~12日の日銀金融政策決定会合、そして13日の中国4~6月GDPと重要イベントが続いた。このため様子見ムードの強い展開だった。
各イベント通過後も特に大きな動きは見られず、反応は限定的だったが、前週に比べてややドル安・円高方向に傾く流れだった。
ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末6日の海外市場では1ドル=79円50銭台に円が上昇した。米6月雇用統計で非農業部門雇用者増加数が市場予想を下回ったことを受けて、米国の追加緩和期待が強まりドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円70銭近辺だった。
この流れを受けて週初9日の東京市場では、概ね1ドル=79円40銭近辺~70銭近辺で推移した。朝方はドル売り・円買いが先行したが、日本の低調な経済指標を受けて、徐々にドル買い・円売りが優勢になった。終盤は1ドル=79円60銭台だった。9日の海外市場では概ね1ドル=79円50銭台~70銭台の小幅レンジで推移した。ユーロ圏財務相会合の結果待ちとなり様子見ムードを強めた。終盤は1ドル=79円60銭近辺だった。
10日の東京市場では概ね1ドル=79円20銭台~60銭台で推移した。中国6月貿易統計に対する反応は限定的で小動きだったが、欧州の時間帯が接近するとユーロ売りが波及してドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円20銭台だった。10日の海外市場では概ね1ドル=79円20銭台~40銭台で推移した。スペイン10年債利回りが低下したためユーロ売りが一服し、ドル・円相場でも円買いの動きが一服した。終盤は1ドル=79円40銭近辺だった。
11日の東京市場では概ね1ドル=79円20銭台~30銭台で推移した。FOMC議事要旨公表や日銀金融政策決定会合の結果発表を控えていたため、様子見ムードを強めた。終盤は1ドル=79円30銭近辺だった。11日の海外市場では概ね1ドル=79円10銭近辺~80銭近辺で推移した。前半はドル売り・円買い優勢の場面もあったが、FOMC議事録で追加緩和期待が後退したため、ドル買い・円売りが優勢になった。終盤は1ドル=79円70銭~80銭近辺だった。
12日の東京市場では概ね1ドル=79円20銭台~90銭台で推移した。日銀金融政策決定会合の結果に関する一部メディアの報道を受けて、一時的に円が急落する場面があった。その後は1ドル=79円台半ばでモミ合う展開だったが、欧州の時間帯が接近するとドル売りが優勢となった。終盤は1ドル=79円20銭台だった。12日の海外市場では概ね1ドル=79円10銭台~30銭台で推移した。中国4~6月期GDP発表を控えて小動きだった。終盤は1ドル=79円30銭近辺だった。
13日の東京市場では概ね1ドル=79円20銭台~30銭台で推移した。中国4~6月期GDP発表に対して反応薄で、終日小動きだった。終盤は1ドル=79円30銭近辺だった。13日の海外市場では概ね1ドル=79円00銭台~30銭台で推移した。手掛かり材料難となり小動きだった。米7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が市場予想を下回ったが、反応は限定的だった。終盤は1ドル=79円20銭近辺だった。
ドル・円相場に関しては、大勢として米追加緩和期待のドル売り・円買い、ギリシャ問題やスペイン問題に対する警戒感でのユーロ売り、リスク回避での円買い、そしてドル買い・円売り市場介入への警戒感が交錯する状況に大きな変化は見られない。
今週はリスク回避の円買いが優勢の流れとなり、前週に比べてやや円高方向に傾いた。5日のECB理事会、6日の米6月雇用統計、11日~12日の日銀金融政策決定会合、13日の中国4~6月期GDPなど主要国・地域で重要イベントが続き、その間には5日の中国とECB、11日のブラジル、12日の韓国と利下げが相次いだが、結果的には世界的な景気減速に対する警戒感を強める形となった。この後は7月末まで重要イベントの谷間となるが、引き続き主要国・地域の金融政策に対する思惑が焦点だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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