NEC、「エネパルOffice」に省エネ自動制御機能を追加 節電対策を支援

2012年6月22日 12:31

印刷

「エネパルOffice」画面イメージ(画像:NEC)

「エネパルOffice」画面イメージ(画像:NEC)[写真拡大]

 NECおよびNECフィールディングは22日、オフィスの節電対策を支援する省エネオフィスサービス「エネパルOffice」および「エネパルPCパック」を強化し、本日から販売を開始すると発表した。

 今回、オフィスや店舗の分電盤に電力センサーを利用して空調機器、照明機器、およびコンセントに接続した機器の消費電力量を見える化し、省エネに向けた約600種類のアドバイスを管理者のパソコン画面に表示する「エネパルOffice」を、更なる節電実現のために強化する。

 具体的には、従来の「エネパルOffice」が提供するきめ細やかな省エネのアドバイス機能に加え、省エネ自動制御機能を追加。あらかじめ設定した条件に基づき、空調機器や照明機器などの省エネ自動制御を実現する。30分~45分後の消費電力を予測し、設定した閾(しきい)値を超える前に、機器の自動ON/OFF制御が可能。また、設定した温度センサーの閾値に基づき、空調機器の温度制御が可能となる。これにより、オフィス全体の効果的かつ効率的な節電を実現する。

 また、オフィスの一人ひとりのパソコンの消費電力量を見える化すると共に、利用者の行動パターンを学習してパソコンの消費電力を自律的に制御する「エネパルPCパック」についても強化を行う。

 具体的には、"ICTの省エネ"と"情報セキュリティ"の両立を目指す顧客からのニーズに応えるため、従来のクラウドサービスでの利用に加え、顧客のイントラネット環境での利用が可能な「エネパルPCイントラパック」を新たに提供する。エネパルPCのサーバ環境を自社内のサーバに構築することにより、顧客のセキュリティポリシーに合わせた多様なシステム提供を実現する。

関連記事