【話題】注目される日経平均のモミ合い、最近は「要警戒サイン」とも

2012年6月14日 17:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日経平均株価が、去る、6月4日に8238円の年初来安値をつけた後、反発に転じ、6日以降は8500円を挟んだモミ合いが1週間にわたって続いている。「どちらに放れるか」マーケットで話題となり注目されている。

  「上値は引き続きヨーロッパの信用不安が頭を押さえている。一方、下値は企業業績の回復、とくにPER(日経平均)が11倍強と低いことが支えている」(中堅証券)。とくに、17日(日)にギリシャの再選挙を控えていることから手控え気分が強く、結果、振幅幅の小さいモミ合いとなっている。

  14日朝には大手格付け機関のムーディーズが、イタリア国債を一気に3段階引き下げた。このようにヨーロッパの信用不安に好転の兆しはみられない。このため、仮に、ギリシャの選挙結果が良い方に出たとしてもマーケットの基調が上昇に転換して上値追いを続けることにはならない。一時的には、NYダウも日経平均も高くても持続力には期待できない心配がある。

  一方、ギリシャの結果が思わしくない場合は、ギリシャのユーロ離脱など新たなヨーロッパ不安に発展する心配を含んでいる。日本も、社会保障と税の一体改革の修正協議が難航している。協議は15日までとなっている。総理が党の分裂を避ける道を選ぶか、あるいは、消費税上げをとるのか大事な決断を迎えている。

  日経平均は、今年4月にも9500円前後で2週間余モミ合った後に急落した経緯がある。かつては、「モミ合いは相場が強い現われ」として注目された。しかし、このところは内外情勢が混沌としているだけにモミ合いは必ずしも強気サインとは言えない。むしろ、「モミ合いは要警戒」と受け取ったほうがよいだろう。投資スタンスとしては、「突っ込み狙い」がよいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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