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【株式市場を検証】TOPIXは700ポイント割れでバブル後最安値更新、前週末の欧米株安と円高進行でリスク回避の売り
【日経平均株価、TOPIXともに大幅に4営業日続落】
■日経平均株価の終値は11年11月28日以来の安値水準
4日は下落した。日経平均株価は前日比144円62銭(1.71%)安の8295円63銭、TOPIXは前日比13.42ポイント(1.89%)安の695.51となり、いずれも大幅に4営業日続落した。前週末の欧米株式市場の大幅下落や円高進行を受けてリスク回避の売りが優勢だった。
日経平均株価の終値は11年11月28日(8287円49銭)以来の安値水準となった。取引時間中には8238円96銭まで下落する場面があった。一方のTOPIXの終値は700ポイントを割り込み、バブル崩壊後の最安値を更新した。取引時間中には692.18まで下落した。
日経平均株価の日中値幅は64円39銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆485億円となり、前日の1兆433億円に比べてほぼ横ばいだったが3営業日連続で1兆円を上回った。
前週末1日の米国株式市場は大幅下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比274ドル88セント(2.22%)安の1万2118ドル57セントと大幅に3営業日続落した。中国5月PMIの悪化、ギリシャ問題、スペイン問題、欧州株式市場の大幅下落などに加えて、米5月雇用統計や米5月ISM製造業景気指数が悪化したことを受けて、景気減速に対する警戒感が広がった。S&P500株価指数は前日比2.46%安と大幅に続落、ナスダック総合株価指数は前日比2.82%安と大幅に続落した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比161円60銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き450万株の売り越し観測だった。
日経平均株価は、寄り付きの売り一巡後は動きが乏しくなり、概ね8200円台後半でモミ合う展開となった。
午後に入っても動きは少なく、日経平均株価は8200円台後半でモミ合う展開が続いた。日経平均株価、TOPIXともに、取引終了にかけてやや下落幅を縮小した。ただしTOPIXは節目の700ポイントを割り込んだまま取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄238(全体の14%)、値下がり銘柄1383(全体の82%)だった。ほぼ全面安の展開の中で、セクター別には食品、医薬品、陸運、電力・ガスが上昇した。一方で鉱業、パルプ・紙、石油・石炭製品、ゴム製品、ガラス・土石製品、鉄鋼、非鉄金属、機械、電機、自動車、精密、卸売、証券、保険、その他金融、不動産、海運が大幅下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、上位30銘柄のうち上昇したのは17位の武田薬品 <4502> と25位のセブン&アイホールディングス <3382> の2銘柄だった。
一方では、2位のキヤノン <7751> 、18位の住友不動産 <8830> 、23位の伊藤忠商事 <8001> 、28位のニコン <7731> 、29位の新日本製鉄 <5401> が大幅下落した。
また、1位のトヨタ自動車 <7203> 、3位の日産自動車 <7201> 、4位のファナック <6954> 、5位のホンダ <7267> 、6位の日立製作所 <6501> 、7位のソフトバンク <9984> 、8位のグリー <3632> 、9位のソニー <6758> 、10位のディー・エヌ・エー <2432> 、11位のNTTドコモ <9437> 、12位のNTT <9432> 、13位の三菱UFJFG <8306> 、14位のファーストリテイリング <9983> 、15位のコマツ <6301> 、16位の三菱商事 <8058> 、19位の三井住友FG <8316> 、20位の三井物産 <8031> が下落した。
前週末の米5月雇用統計や米5月ISM製造業景気指数などの主要経済指標の悪化を受けて、欧米株式市場が大幅下落し、外国為替市場では急速な円高が進行しただけに、今日の大幅下落はやむを得ないだろう。
しかし今日に限って見れば、日経平均株価の日中値幅が64円39銭にとどまったように、寄り付きの一巡後は、外国為替市場でのドル買い・円売り市場介入への思惑などもあり、さらにパニック的な売りが続かなかったことが救いだろう。
とはいえ、ギリシャ問題やスペイン問題でのネガティブ材料に身構える状況に変化はなく、引き続き海外市場次第の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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