【上方修正銘柄】大和コンピューターは業績再上方修正も利益確定売りで高値から急反落

2012年5月25日 10:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大和コンピューター <3816> (JQS)は25日、9営業日ぶりに商いが成立し5月14日終値と同値で寄り付き、そのあと40円安の1110円と急反落している。前日24日大引け後に今年2月に続き今7月期業績の再上方修正を発表したが、5月14日に顔合わせした年初来高値1150円を前にヤレヤレの利益確定売りが優勢となっている。

  7月期業績は、2月の増額値より売り上げを6000万円、経常利益を5000万円、純利益2300万円それぞれ引き上げ、純利益は、1億500万円(前期比43%増)と大きく続伸する。ユーロ圏の財政懸念、円高、新興国の景気減速など不透明感が強まる経営環境下、企業のIT投資は慎重になっているが、一方で新分野でのシステム需要も発生しており、売り上げが順調に推移しつれて利益も再度、上ぶれた。

  株価は、極端な品薄・値付き難のなかで推移しているが、今年2月の上方修正で年初来高値まで220円高し、この高値を上値限界に100円幅の往来相場を続けてきた。売買活発化が前提だが、下値からのPER9倍台、PBR0.4倍の割安修正余地を示唆している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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