ドコモ、欧州最大規模のモバイルサービス提供事業者の伊ボンジョルノにTOB

2012年5月14日 18:03

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 NTTドコモは14日、欧州最大規模のモバイルサービス提供事業者であるイタリアのBuongiorno S.p.A.(ボンジョルノ)の株式を、公開買付け(TOB)により約240億円で取得することを決定したと発表した。公開買付けにおいては、ドイツに設立しているドコモの完全子会社であるDOCOMO Deutschland GmbHを通じて行う予定。ボンジョルノの筆頭株主であり、約20%を保有するMauro Del Rio氏は、公開買付けに際し保有株式応募を確約している。なお、公開買付けの実施に際してはイタリア現地にて公告を行う。

 伊ボンジョルノは、モバイルサービス創成期から欧州、北米及び南米を中心に市場をリードし、堅調に事業拡大を遂げているコンテンツ配信・プラットフォームサービス提供事業者。ドコモは、ボンジョルノの運営する世界57ヵ国約20億人のユーザにリーチ可能な事業基盤を活用し、国内外で培ったモバイルビジネスに関するサービス実績と事業ノウハウを展開することにより、両社の事業拡充と、ドコモの海外におけるプラットフォーム事業基盤確立に向けた体制強化が可能であると判断したため、今回株式の公開買付けを決定した。

 ボンジョルノの普通株式1株当たりの買付価格は2.0ユーロ(214円相当)で、最大買付総額は約2.2億ユーロ(240億円相当)となる。買付株式数の下限は普通株式7459万2597株以上で、潜在株式調整後発行済株式総数の3分の2超。なお、公開買付けが成功裏に終了した場合、ボンジョルノはドコモの子会社となる。また、同株式公開買付成立に際しては、各国競争法関連当局による承認取得等が条件として付されている。

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