ブラザー、PCと接続可能なヘッドマウントディスプレーを発売

2012年4月17日 17:00

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AiRScouter WD-100G(裸眼者用モデル)(画像:ブラザー工業)

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 ブラザー工業と同社の国内販売子会社であるブラザー販売は17日、昨年事業化を発表したシースルー型ヘッドマウントディスプレー「AiRScouter(エアスカウター)」の新製品として、パソコンとの接続が可能となった「WD-100G(裸眼者用モデル)/ WD-100A(眼鏡者用モデル)」を、2012年6月より業務用途向けに発売すると発表した。

 エアスカウターは、昨秋より専用端末向けのディスプレーとして出荷を行ってきたが、今回業務用途での販売拡大を目指し、パソコンとの接続を可能にしたモデルを開発した。ブラザーブランドモデルとしては初めての発売となる。パソコンと接続するための専用コントロールボックスを開発し、パソコン画面をディスプレーに映し出すことができるようになったことで、汎用性を高め、顧客ニーズにも応えた。

 パソコンとエアスカウターはUSBケーブルで簡単に接続可能。映像と電力をUSBケーブル一本で伝送できる。また、シースルー型で外光透過率が高いため、視野を妨げることなく安全に作業できるほか、実際の視野に図面などを重ねて表示することで、より正確に効率よく作業することができる。さらに、視度調整ダイヤルを操作することで、約30cmから約10mの範囲で画面の表示位置を調節できるため、作業環境に合わせて調節することで快適に作業ができるようになる。

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