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【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】月末の重要イベントに向けて思惑が交錯
【外国為替市場フューチャー:4月16日~20日のユーロ・円相場見通し】
■1ドル=79円台~83円台を想定
来週(4月16日~20日)のドル・円相場については、概ね1ドル=79円台~83円台のレンジを想定する。
24日~25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、27日の日銀金融政策決定会合という重要イベントに向けて、日米両国の追加緩和に対する思惑が交錯する展開となりそうだ。スペイン国債利回り上昇によるユーロ圏債務危機問題に対する警戒感の再燃も波乱要因だろう。
前週(4月9日~13日)のドル・円相場は、概ね1ドル=80円50銭台~81円80銭台の小幅レンジで推移し、やや方向感に欠ける展開だった。
日本の2月国際収支で貿易収支が黒字だったこと、日銀金融政策決定会合で追加緩和が見送られたこと、スペイン国債利回りが上昇してユーロ圏債務危機不安が再燃したこと、米週間新規失業保険申請件数が市場予想以上に悪化したこと、中国12年1~3月期実質GDPが市場予想を下回ったことなどで、ドル売り・円買いが優勢になる場面もあった。
しかし円の上値を追う動きも限定的で、日米の追加緩和に対する思惑が交錯する形で小動きの1週間だった。週末13日の海外市場で終盤は1ドル=80円90銭近辺だった。
ドル・円相場に関しては、6日の米3月雇用統計で非農業部門雇用者増加数が低水準だったため、米景気の先行きに対する懐疑的な見方も広がり、FRB(連邦準備制度理事会)による量的緩和策第3弾(QE3)への思惑が台頭した。一方、9日~10日の日銀金融政策決定会合では、一部でサプライズ的な追加緩和を期待する見方があったものの、大方の予想どおり現状維持を決定して追加緩和を見送った。しかし4月27日の次回会合での追加緩和観測は根強い。結果的には日米の追加緩和への思惑が交錯する形となった。基調としてのドル高・円安方向の地合いもやや微妙な状況となった。
日米両国の金融政策が引き続き焦点となり、24日~25日の米FOMC、27日の日銀金融政策決定会合および4月展望リポート(経済・物価情勢の展望)公表を控えて、当面は動きづらい展開だろう。
ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感が再燃していることもあり、スペインやイタリアの国債利回り動向が波乱要因となる可能性があり、その後のフランス大統領選やギリシャ総選挙の動向にも注意が必要だろう。
当面の注目スケジュールとしては、16日のユーロ圏2月貿易収支、米3月小売売上高、米4月ニューヨーク州連銀製造業業況指数、ピアナルト米クリーブランド地区連銀総裁の講演、ブラード米セントルイス地区連銀総裁の講演、17日の独4月ZEW景気期待指数、米3月住宅着工件数、18日のユーロ圏2月経常収支、19日の日本3月貿易統計、米3月中古住宅販売、米3月景気先行指数、米4月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、20日の独4月IFO業況指数、ラガルドIMF専務理事の講演などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、4月22日のG20財務相・中央銀行総裁会議、仏大統領選第1回投票、23日のユーロ圏4月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、EU加盟国の2011年公的債務・財政赤字統計、24日~25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)(声明と経済見通し発表、バーナンキ米FRB議長の会見)、27日の日銀金融政策決定会合および4月展望リポート(経済・物価情勢の展望)公表、米12年第1四半期GDP速報値、5月1日の豪中銀理事会(金利発表)、2日のEU財務相会合、3日のECB理事会(金利発表とドラギ総裁の記者会見)、4日の米4月雇用統計、6日の仏大統領選決選投票、ギリシャ総選挙などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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