LIXIL、"ココだけ簡単快適エコリフォーム"「ココエコ」を本格発売開始

2012年4月9日 16:59

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 住宅設備機器・建材の総合メーカーであるLIXILは9日、「暖房しても足元が暖まらない」、「夏の西日が強くエアコンの効きが悪い」といった住まいの困りごとを解決する新発想のエコリフォームの工法「ココエコ(ココだけ簡単快適エコリフォーム)」を昨年7月より一部地域限定で提案してきたが、2012年4月より対象エリアを拡大し、販売を開始すると発表した。

 「ココエコ」は家全体ではなく"一部屋単位"でエコリフォームができる新発想の工法。室内側から「必要な部屋だけ」を、「短工期(最短3日)」で「リーズナブル」に断熱リフォームすることができるのが特徴。従来の防音・断熱内窓「インプラス」に加え、厚さ215mmの一般的な断熱材(グラスウール16kg)の断熱性能に相当する、厚さ12mmの真空断熱材を採用した断熱パネルとして「ウォール インプラス」、「フロア インプラス」(パネル厚15mm)を開発した。

 「ココエコ」でリフォームすることにより、部屋の断熱性が高まるため、外から熱気が入りにくくなりエアコンの効きが良くなる。実験によると、リフォーム前に比べてリフォーム後では、同じエアコン設定で室温が2.5℃も下がったという。「エアコンの設定温度を2~3℃上げても快適に過ごせる」(LIXIL)という。また、断熱効果により、冷房を止めた後も涼しさが長持ちする。もちろん冬場の暖房効率も良くなり、年間を通して部屋の快適な温度を保つことができる。

 さらに、エアコンの効率がよくなることで冷暖房の使用を抑え、電気の使用量を削減することができる。LIXILによると、「ココエコ」で断熱リフォームした部屋を対象に、年間の冷暖房費が最大で約30%ダウン、14,010円の節約になる試算だという。

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