西友、290店舗にLED照明を導入 電力消費量20%削減目指す

2012年4月9日 10:29

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 西友は6日、4月中旬より順次、290店舗にLED照明を導入すると発表した。また、設備機器の改善などその他の節電対策を一層強化することで、2012年末までに電力消費量20%(2011年比)削減を目指す。

 今回LED照明を導入するのは、主に24時間営業店舗の天井照明における直管型ランプ、ダウンライト照明と外灯。また、物流センター、精肉加工センターにおいても天井照明等にLED照明を採用する。これらに加え、老朽化した冷凍設備システムの入替え、空調機及び冷ケースの冷却水ポンプの効率改善も実施する。

 また、昨年全店舗に導入が完了した「多店舗エネルギー・トータルマネジメント・システム(EMS)」の活用も強化し、電力消費量を削減する。EMSは、店舗運営のために必要なエネルギー消費の大半を占める設備機器(照明、空調、冷凍・冷蔵機など)をネットワークで結び、一元管理を実現、遠隔地からの制御を可能にした全店舗対象の統一システム。同システムの導入により、電気、ガス、水道などの消費エネルギーの「見える化」が可能となり、設備稼働状態の監視と制御の精度が大幅に向上した。各店舗ではEMSより得られた情報を基に省エネ施策を立案・実行している。

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