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【外国為替市場展望:ドル・円相場】米追加金融緩和期待が台頭してドル高・円安一服の展開
【外国為替市場フューチャー:4月9日~13日のドル・円相場見通し】
■日銀金融政策決定会合が焦点で1ドル=80円台~84円台を想定
来週(4月9日~13日)のドル・円相場については、概ね1ドル=80円台~84円台のレンジを想定する。日本の3月マネタリーベースの減少、スペイン国債利回り上昇によるユーロ圏債務危機不安の再燃に加えて、米3月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が低水準だったため米追加金融緩和期待が台頭し、ドル高・円安一服の展開となりそうだ。9日~10日の日銀金融政策決定会合の内容次第では波乱の可能性もあるだろう。
前週(4月2日~6日)のドル・円相場は、1ドル=81円30銭台~83円20銭台のレンジで推移し、ドル高・円安一服の展開となった。米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録(3月13日分)公表で、追加金融緩和期待が後退してドル買い・円売りが優勢になる場面もあった。
その後は、ポジション調整の動きに加えて、日本の3月マネタリーベースが減少して日銀の金融緩和姿勢に対して懐疑的な見方が広がったことや、スペインの国債利回りが上昇して債務危機不安が再燃したことなどで、ドル売り・円買いが優勢になった。そして週末6日には、米3月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が低水準だったため、海外市場で一時1ドル=81円30銭近辺に円が上昇した。終盤は1ドル=81円60銭近辺だった。
ドル・円相場に関しては、3日に公表された米FOMC議事録で追加緩和を支持する意見が少数だったため、米国の量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑が後退した。しかし、6日に発表された米3月雇用統計では、非農業部門雇用者数の増加が低水準だったため、米景気回復に対する懐疑的な見方が広がり、再び追加金融緩和への思惑が台頭する形になりそうだ。
日米両国の金融政策が引き続き焦点となり、当面は9日~10日の日銀金融政策決定会合が注目される。今回は現状維持、次回会合(4月27日)での追加緩和というシナリオが優勢のようだが、基調としてのドル高・円安の地合いもやや微妙になってきただけに、現状維持であれば円高方向に傾く可能性もあるだろう。
なおユーロ圏債務危機問題では、スペイン国債利回り動向やフランス大統領選の動向などが波乱要因となる可能性があり、注意が必要だろう。さらに北朝鮮のミサイル発射時期が接近して情勢が緊迫化するため、イラン情勢とともに地政学リスクに対する警戒も必要だろう。
注目スケジュールとしては、9日の日本2月経常収支、中国3月CPI、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演、9日~10日の日銀金融政策決定会合、10日の中国3月貿易統計、米3年債入札、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の講演、コチャラコタ米ミネアポリス地区連銀総裁の講演、11日の米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米3月財政収支、米10年債入札、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁の講演、ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁の講演、12日の豪3月雇用統計、仏2月経常収支、英2月貿易収支、ユーロ圏2月鉱工業生産、ECB(欧州中央銀行)月報、イタリア国債入札、米2月貿易収支、米新規失業保険申請件数、米30年債入札、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、コチャラコタ米ミネアポリス地区連銀総裁の講演、13日の中国3月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、中国第1四半期GDP、米3月消費者物価指数、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、16日のユーロ圏貿易収支、米3月小売売上高、18日のユーロ圏2月経常収支、19日の日本3月貿易統計、20日のG20財務相・中央銀行総裁会議、23日のユーロ圏4月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、24日~25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、27日の日銀金融政策決定会合および4月展望リポート(経済・物価情勢の展望)公表などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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