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【株式市場を検証】値下がり銘柄数6割強で全体としては手控えムード
【日経平均株価、TOPIXともに4営業日ぶり小幅反発】
■主力大型株の上昇が牽引
2日は上昇した。日経平均株価は前日比26円31銭(0.26%)高の1万109円87銭となり4営業日ぶりに小幅反発した。一方のTOPIXは前日比1.70ポイント(0.20%)高の856.05となり4営業日ぶりに小幅反発した。主力大型株の上昇が牽引したが、全体としては手控えムードの強い展開だった。
日経平均株価の日中値幅は80円48銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆3349億円となり、前日の1兆2682億円に比べて増加し44営業日連続で1兆円を上回った。
前週末30日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比66ドル22セント(0.50%)高の1万3212ドル04セントと続伸した。ユーロ圏財務相会合が金融安定網の規模拡充を決定したことや、米個人消費関連の指標が堅調だったことを好感した。
S&P500株価指数は前日比0.37%高と4営業日ぶり反発したが、ナスダック総合株価指数は前日比0.12%安と4営業日続落した。米2月個人所得は前月比0.2%増となり、1月改定値の同0.2%増(同0.3%増から下方修正)に比べて横ばいだが市場予想を下回った。
米2月個人消費支出は前月比0.8%増加となり、1月改定値の同0.4%増(同0.2%増から上方修正)に比べて改善して市場予想も上回った。米3月シカゴ地区購買部協会景気指数は62.2となり、2月の64.0に比べて低下して市場予想も下回った。米3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は76.2となり、速報値の74.3から上方修正されて市場予想も上回った。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比78円16銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き1360万株の売り越し観測だったが、前週末の海外市場で為替が対ドル、対ユーロともに円安方向に傾いたことや、1日に発表された中国3月製造業PMI(購買担当者景気指数)が53.1と改善したことを好感した。
3月日銀短観で、大企業製造業DIはマイナス4となり前回(12月)調査と変わらず、6月予測はマイナス3となった。12年度想定為替レートは1ドル=78円14銭だった。大企業製造業DIが市場予想をやや下回ったため、為替はやや円安方向に傾いた。
寄り付き後の日経平均株価は1万100円台後半の水準でモミ合う展開だった。為替が1ドル=83円台前半、1ユーロ=111円台前半の円安水準に傾いたことが支援材料だったが、上値を追う動きは限定的だった。
午後の中盤になると、日経平均株価は上昇幅を前日比30円強まで縮小する場面もあった。その後は午前に比べて上昇幅を縮小し、1万100円台前半の水準でモミ合う展開となった。さらに取引終了にかけて、香港株式市場が軟調だったことが弱材料視され、結局この日の安値で取引を終了した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄534(全体の32%)、値下がり銘柄1038(全体の62%)だった。セクター別には、海運の上昇が目立った。またゴム製品、機械、電機、自動車、銀行、証券、保険、その他金融なども上昇した。一方で水産・農林、パルプ・紙、ガラス・土石、陸運、空運、倉庫・運輸などが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位の三菱UFJFG <8306> 、2位の日立製作所 <6501> 、19位のディー・エヌ・エー <2432> の上昇が目立った。また、3位のみずほFG <8411> 、5位のファナック <6954> 、6位のコマツ <6301> 、7位の日産自動車 <7201> 、8位のホンダ <7267> 、9位のファーストリテイリング <9983> 、10位の三井住友FG <8316> 、11位のキヤノン <7751> 、13位の野村ホールディングス <8604> 、14位の日本たばこ産業(JT) <2914> 、18位の三菱商事 <8058> 、20位のソニー <6758> が上昇した。
一方で、17位の日本ガイシ <5333> の下落が目立った。また、4位のトヨタ自動車 <7203> 、12位のシャープ <6753> 、15位のグリー <3632> 、16位の東芝 <6502> が下落した。
日経平均株価、TOPIXともに反発したが、東証1部市場の値下がり銘柄数が6割強に達している。主力大型株の上昇が指数を牽引したが、全体としては手控えムードの強い展開だった。
テクニカル面での短期的な過熱感は解消されつつあるが、上値を追うには新規の材料が欲しいところだろう。また、決算発表や業績見通し修正発表が本格化するため、個別物色の色合いを強める可能性が高いだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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