【話題株】日本電気硝子は連続増配も業績再減額で市場予想を下回り急続落

2012年3月26日 10:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本電気硝子 <5214> は26日、24円安の707円まで下げて急続落している。前週末23日大引け後に今3月期通期業績の2回目となる下方修正と期末配当の増配との好悪2材料を発表し、同時に第4四半期が底になるとの業績見通しも示したが、今期純利益が市場コンセンサスを大きく下回ることを嫌い売り増勢となっている。

  同社の業績開示方法は、次の四半期業績をレンジ予想で公表し、4半期決算発表前に早期に修正することを基本としている。今期業績は第1四半期、第3四半期はレンジ予想内に収まったが、第2四半期は下方修正し、今回も下方修正、今年1月27日に予想した3月通期業績をレンジ予想の下限値からさらにダウンさせた。

  経常利益は、565~615億円としていたものを550億円(前期比51%減)、純利益も、同じく285~315億円から180億円(同73%減)にそれぞれ引き下げ、純利益は、前期の過去最高からの減益転換率を悪化させ、市場コンセンサスも約116億円下回る。

  主力の薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスの需要が盛り上がりに欠け、売り上げ減少や生産改善計画の遅れが重なって下方修正となり、純利益は、FPD用ガラスの製造設備の減損損失約180億円を計上することから下方修正幅が広がった。

  ただFPD用ガラスは、薄板ガラスに対応した設備立ち上げや改修工事で需要動向に対応する体制を構築し、ガラスファイバなども調整一巡で需要が好転してきており、業績は、この第4四半期を底に先行き緩やかに回復するとの見通しも示した。

  期末配当は、期初に7~8円とレンジで予想していたが、上限の8円とし、年間配当は15円(前期実績13円)と連続増配幅を拡大する。株価は、同業他社の米コーニングの業績悪と同社の今期通期業績の減益転換見通しが重なって昨年来安値645円まで売られ、PBR0.7倍は下げ過ぎとして底上げ途上にあった。下値再確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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